昭和後期、飯豊町中津川の小屋で獅子彫りを行った渡部 亨氏と太田康雄氏の作と思われる獅子頭である。
2作とも記名が無くあくまでも独断と偏見での考察である。
舌に金箔
先日、右側の太田氏の作の獅子頭が広島から届いた。左の獅子の顎は色も作風も微妙に異なり、何らかの
事情で顎だけ渡部氏が作り変えたのではないかと推測している。さらに珍しいことに舌にだけ金箔が貼ら
れている。この獅子頭の様式が確立している事に、小屋の栂峰(つがみね)神社の獅子頭をモデルに両者
が制作したものと想像している事を以前書いたのだが、まだ栂峰神社の獅子頭の発見には残念ながら至っ
ていない。
この様式の獅子頭は渡部氏が飯豊町に贈呈している事と太田氏の獅子頭も親族の方の獅子を基準を元に作
風の判断基準としている。
この二氏の作の獅子が、遠くに流れてしまった事に驚く。
長崎と広島まで流れていった経過を知る由もないが、また山形に呼び戻す事が出来た。
二氏は何故この獅子を作ったのか・・・疑問は深まる。
飾り獅子の為、保存状態は良好
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2023.10.05 (獅子宿店主)コメントありがとうございます。
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2023.09.22 (タイム風呂敷)神主様の件
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2020.11.10 (鬼喜來のさっと)追記
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2020.11.10 (鬼喜來のさっと)お返事有難うございます。
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2020.11.05 (獅子宿店主 渋谷)鬼喜來のさっと 様
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