高畠福沢と蛇口のお祭り

  • 高畠福沢と蛇口のお祭り
孫が貰ってきた風邪が一家に感染し皆、治らない。
何10年ぶりに、かかった風邪は強烈に進化したのだろうか?
そんな中、春祭りが始まった。





修理に来ていた高畠町福沢熊野神社の獅子回しが17日と20日行われた。
17日は獅子の会社まわりということで、まさに営業の様に聞こえる。
回る個数が多いのと、企業は土日が休みなので平日に企業専門の日を
設けているのだと言う。朝の9時前から夕方6時ごろまで掛けて、福沢
地区を6・7名の若衆で巡る。まず、ぼんでん持ち役が、家を訪問して
趣旨を説明し獅子訪問の許可を得る。不幸があった家や留守の家もあり
この交渉人の挙動や印象が左右するから大役である。許可の合図で、獅
子持ち役数人が「わー」と気勢を上げて玄関に向かい、獅子が頭を咬ん
で厄除けを行う。囃子が無いので芸能化されない淡々と行われる。
恐らく以前はプロの神楽師グループが訪れていたものだろう。




福沢に向かう途中に高畠町上平柳の蛇口に鹿島神社があり、幟が立って
いたので、確認に行った。すっかり祭りの準備は済んでいるのだが、誰
も居ない。誰かに聞いてみようと地区を巡るとオジさんに遭遇したので
尋ねてみると・・夜の7時に獅子回し開始ということである。それも子
供の獅子回しということだ。





昼過ぎ、西大塚の北方地区に訪れた。こちらの皇大神社のお祭りで幟が
立ててある。神社には獅子舞の絵馬が四台あり、以前ご紹介している。
獅子頭もあると言うことなので狙っていた。現地の方に聞いてみると明
日21日に神社に披露すると言うので出直しである。




鹿島神社に5時半頃着いたが誰も居ないので待機していると、六時半程
に、漸く関係者が現れた。快晴の1日だったが、既に日没し黄昏ている。
許可を得て、待望の獅子頭に出会う事が出来た。コンパネの箱から出て
来たのは意外と大きな獅子頭で至極重い。




これを子供達が持って巡るに
は何か工夫が有るのだろう。塗り替えをした様子で記名も何も残して無
い。ただ、目に真鍮板を叩いて作った目を象嵌しているのは大変珍しく
他には無い。

寒くなって来たので、早々取材を終了した。
2019.04.21:shishi7:[コンテンツ]

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