広島から獅子頭が届いた。
オークションで発見した明治期 飯豊町の獅子彫師 伊藤彦右衛門の作の獅子頭と思われる獅子頭であ
る。激動の明治 大正 昭和の時代を経て、平成最後の年に広島に流れ着いた獅子を、山形に連れ戻した
感がある。
実は今も、別に目を付けている獅子が有り動向を伺っている。今年は獅子頭が何故か、後から後から泡
の如く浮かんで来るように現れる年である。
彦右衛門の獅子頭は神社の獅子舞で用いられるサイズの大きさだが、飾り獅子仕様なのか酷く破損して
修理の痕が著しい。記名を探してみたが見つからない。彦右衛門の獅子には軸棒に記名が記されている
獅子もあったが無かった。骨董商を渡り歩くと忌明は消されてしまう事が多い。獅子頭の後ろの木口を
見ると足して大きくして修正をしている箇所があった。この修正痕も彦右衛門の作の獅子と思わせる要
因の一つだ。以前のブログで記した飯豊町黒沢 高伝寺所蔵の獅子に類似した修正痕だった。
薄い舌は紐で固定されて、脇から見ると塗りが無い・・ここに記名が有るのではないかと見ているが、
届いたばかりなので紐を切ってしまうのを躊躇している。
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2024.11.23 (田村桂子)獅子頭
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2023.04.08 (モリヤ)お神楽についてですが
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2023.03.22 (獅子宿店主)黒沢の住人様
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2023.03.22 (黒沢の住人)感謝
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2022.12.08 (獅子宿店主)もりや様コメントありがとうございます
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