平成10年頃だろうか? 米沢市内の神社の一対の獅子頭の修理の依頼があった
耳と軸棒の破損で、当時この種の獅子頭についての見識がなく調査記録も無いままだ
米沢市内というだけで神社の名前も記憶に無い
どなたかご存じないだろうか?
それぞれ脳天に宝珠と角を乗せている獅子だが、詳しく見分してみると制作者が違う
後ろから見ると分かる
顎の作り方が違うのだ
また宝珠の獅子の木口の形は長井の獅子頭の特徴が伺えるので長井出身の彫り師だろう
どちらも何処かで見た様な作風だ
宝珠の獅子頭の眉と瞼の形が笹野観音の金獅子と同じ様式に気づく
一方、角の方は白鷹の萩野の獅子頭の顎の構造に似ているのだ
再調査したいので何方かご存知の方はご一報願いたい
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