昨日に続いて塗りを進めている獅子頭をご紹介しよう
耳が兎の様に巨大な青い獅子頭だ
獅子宿にある獅子頭コレクションの幾つかと、お江戸にある獅子とを合体させたようなデザインに仕上げてみた
モデルの獅子頭は金箔や沈金を駆使し装飾的であまりに華美で真似出来ない技術が多々ある
仏像や獅子頭への装飾技術は神社の彫刻などに見られるが、日光東照宮の陽明門の極彩色の
神社仏閣は稀だ
完成時の仏像は黄金色に輝き、神社仏閣は玉虫色を発していた
何百年も時間が経ち金箔は剥げ落ち下地はすすけた黒に、柱や梁の彩りは褪せて日に焼けた木
肌が露になってしまう・・・
その廃退的な風情が、もののあわれ感をかもして惹き付けられるのかもしれない
塗り終えた獅子頭は、この後金箔を貼る作業に移る
完成が楽しみだ
この記事へのコメントはこちら