長井市では週末にかけ秋祭りの獅子舞が盛んに行われた
9月12日(土)秋晴れの中、市内成田地区の若宮八幡神社の取材に訪れた
こちらは市内でも固く伝統を継承している獅子舞連中の組織である
戦争の影響で一度解散し昭和26年に復活している
今年こちらの写真が発見されたので展示されていた
さて、本日出番の獅子頭は当社で制作 本日出番の獅子頭は当社で制作したもので、
早いもので10年になる
制作した成田の獅子頭の獅子舞いを実際に見るのは初めてである
何か起こるのではないかという不安が、足を遠のくのだ・・・
祭りは前夜祭と例大祭と2日にわたり、獅子頭も二頭に幕付けして準備している
前夜祭は当社の渋谷獅子、例大祭は渡部獅子と作者の名前で呼ばれているのが面白い
当社の渋谷獅子は、納めてから数年養生期間を経てデビューしたのだが、残念な破損で
デビューを向かえた
出獅子後間も無く舌が飛んだのだ・・
歴代の獅子頭も破損がつきもので、修理を依頼され
歯打ちの激しさは承知の上だったのだが破損してしまった
その後ボルトで固定して補修している
以後新調の獅子頭には最初から舌にはボルトで補強している
成田の獅子舞いは総宮系の頭に左向きに乗せ、しっかり固定して素早く練り歩く舞い方と相反する
獅子頭を持った腕を突っ張る様に掲げ、踏ん張る様に低い体制で振るやり方だ
豪快ながら優美な舞である 大型な獅子頭には大量のヤクの毛が植えられ顔の表情を隠しているのだが、激しい動きで突起した目鼻や木の葉眉の表情が露になる
前角力の金子さん
今年から交代した角力も伝統の角力姿を忠実に踏襲している
前の角力が交代の際、獅子連中の中から指名をするのだという
昨年だったか・・新しい獅子頭の見分に訪れた新角力の彼が一回りふっくらしている姿
に気付いた
「おぉぉ~M君! ついに角力に指名されだか!?」とカマをかけたらギョッとして顔色が変わったのだ その時は他言出来ない時期だったのだろう
成田の角力は威厳に満ちて、常に獅子の動きに注視している
角力や獅子をガードする五名の「先払」も常に目を光らし、獅子の進む先を警戒している
「開けろ!」の大声が飛び交う
さて・・祭りの当日、午後4時に獅子連中は神社の参道の途中にある公民館に集まるのだ
今回、様々な「習わし」を取材する事が出来た
長くなりそうなので、つづく♪
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