ソッチコチに蕎麦の花が咲き乱れている・・雨に濡れて鬱陶しそうだ
待ち合わせて、木材を置いている川原に案内された
桐材が目当てなのだが、ぶっとい杉が積み上げられているのが目に入る
見覚えある匂いだ・・・
期待した桐材は土管のように中が空洞で話にならない
話を聞いた社長が「中・・伽藍堂だがもしんにぇ」とかブツブツ
独り言の様に呟いていたのを思い出した
さっきのぶっとい杉材は?
と案内の息子さんに尋ねると
なんと!
現在制作している白鷹町の羽黒神社の倒伏した大杉と落雷で裂けた大杉だとか
6月に現場に偶然訪れた時、その惨状に驚いた杉だった
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![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0339.jpg)
この冬の豪雪と強風で枝が折れたのだが側の建物や他のご神木を道連れにする事無く、
流石ご神木だけあって駐車場の端に倒れたのだ
![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0341.jpg)
神社の右手、社務所の後ろに痛々しく立ち尽くしていた落雷した杉も伐採された
神社の身代わりだろうか?
![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0345.jpg)
神社の拝殿入り口に火玉で丸く焼けこげたような後があり謎である
![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0349.jpg)
落雷は材の根元まで亀裂が及び、雷の威力を呈していた
ぶっとい杉も大根を切る様にスパット切れて見事な仕事だ
大杉の根も掘って運んでいた
根伐り用のチェーンソーで地中の根を土ごと伐ってしまう歯を装備しているとか・・
人力で掘り出したというから、また驚く
この巨大な根っこで獅子頭を彫ってみようかと閃く・・・保留
さて獅子彫りのプロとして材料調達の空振りは許されない
米沢に向かう
昨日、桐と柳の丸太の情報が入ったのだ
米沢の木材置き場に着くと更に雨が強くなって来たが、ザンザン降りで車外から出る勇気が出
ない
柳は凹凸が有り、細めなのでスルー
桐材はそれほど太い良材でもないのだが使える
細い材は面打に使えそうだ
事務所に後日搬出に来る事を告げ帰宅
![](http://samidare.jp/shishi4/box/1441873752082.jpg)
倒伏した大杉と再会するとは・・誠に縁は異なものだ
![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0335.jpg)
![](http://samidare.jp/shishi4/box/IMG_0334.jpg)
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