あまり聞き慣れないのだが肥担桶「こえたご」をご存知か?
思い立ったら直ぐ制作してみた・・桶は本物の古い桶であるが、肥桶ではない。
肥担桶
何か異様な臭いが漂ってくる響きだ
ドリフターズ全盛の頃「8時だょ!全員集合」でカトちゃんが二つの桶を天秤棒で担ぎ登場し、絶妙
な腰さばきで爆笑を呼んだアレである。
一昨年四方山会の40周年記念公演でも行った「百姓踊り」の中に農作業の夫婦が肥担桶を担ぎ
ユーモラスな所作があった。
また肥溜「こえだめ」とか野壺「のつぼ」は如何だろう?
私が幼少の頃はまだ存在して、落下した悲劇話など聞いた記憶がある。
肥料として人糞を畑に撒く場合、肥溜めで発酵させる必要があるのだそうだ。
衛生問題等ですっかり姿を消したが、その原料を運ぶ道具が肥担桶
英訳が面白い・・・意外にもハニーバケッツとか
調べていると肥担桶から奈良県の菅原天満宮のおんだ祭りが引っかかった
神輿蔵の前で、四隅に青竹を立て、しめ縄を張った仮の神田で行われる農耕儀礼。
その中で翁が肥担桶を担いで現れ柄杓で施肥する
時々観客に向かって肥を撒く所作をするのだが、観客はありがたいものとして歓声をあげるのだ
もちろん実際に桶の中身は空の肥。
形や臭いとか身近なものだけに想像力が広がる。
ひょっとこ踊りにこれを取り入れられないものだろうか?と閃く
盆踊りの列にカトちゃんばりのひょっとこが現れるとしたら?
まだまだ調べる事がありそうだ。
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