鮎貝の雌雄の獅子頭が仕上がり間近だ
冬場の塗りの影響で漆の乾きが制御不能状態に陥ったが、梅雨の湿気で甦った
まだ完全ではないので今後の環境に配慮しなくてはならない
金箔も完了し、目の縁の緑青を仕上げている
これが完了すれば、こちらで毛植えを行い、耳に固定用の紐など取り付けて完成
来月お披露目の期日も決めているので、もう待った無し・・
制作を振り返ると、様々な喜怒哀楽が甦ってくる
モデルの獅子頭を舐めるように観察して情報収集し、新しい獅子頭に伝え封印した
塗りの若い職人さんにとっても、未経験の技術が対峙し乗り越える事によって技術を習得
出来たと和やかに語っていた
まさに職人は仕事から育ててもらうのだろう・・
完成が待ち遠しい
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