取引先の工房で見事な古い龍の欄間に目が止まった
何百年の年季から解放され静かに修復の順番を待っているようである
幅は180cm高さは90cmほどの額に猛々しい龍が窮屈そうに収まっている
全体の彩色が剥がれ落ち、とくに緑青の龍の身体が黒ずんでしまっているので修復し直す
ことになったようだ
造られた年代や作者など不明で、他の寺から伝わったらしい
額の端に小さな記名を発見した・・・「菅嶋木龍」とある
名前のようでもあるし、木彫の龍なので題名のようでもある
これから全体に磨きをかけて彩色し甦るだろう・・・完成が楽しみである
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