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眼改良

  • 眼改良
葺き替えたばかりの近くのお寺の屋根に変化です

ビガビガの銅屋根がマットなブラウン系に変化しつつ・・



雪が積もった辺りから急激に錆び出した感が有り、先日の雪には銅を腐食させる酸が含まてい

いたのだろうか? 近年巨大になった眠れる獅子の國の影響が大では?と危惧する



さて今日も寒い1日


雪が降らない分、まだマシだが また明日から大寒波襲来とか



今日も片付けの残りを済ませ、あの獅子この獅子あそこの獅子をいじり、作りかけの鬼面など

をちょっといじり、削りして時間が過ぎてしまった



西大塚の赤獅子のレプリカの眼の改良を始めた




鮎貝の獅子を模して眼にガラスを埋め込むのだ




少し眼の幅に対してガラスが大きいので上下の瞼や涙袋に入り込むように嵌め込む



すると一気にグレードアップ・・・ガラス効果はかなり有効である

いろいろ獅子頭の眼を見てきたがガラスの眼は他に類を見ない独特な技法かと思う



今回は眼を貫通させ中から外が見えるようにした

完成したら益々この獅子頭を実際に稼働させてみたくなった

いろいろ作戦を練るのである

乞うご期待




さて鬼の面

こちらはコレクションの鍾馗さまに踏んづけられる鬼の顔を模して制作したもの

数年、我が行いを傍観させ良い塩梅に枯らしてきた

やはり眼をドリルでいじって貫通させた

娘曰く 優しい顔になったらしい



やはり眼次第で表情は変わるものだ









2014.12.12:shishi3:コメント(2):[獅子宿works]

師走の片付け

  • 師走の片付け
わが獅子頭工房のアトリエというより作業場の片付けを行っている


いつも物が溜りに溜って床の面積がどんどん減るので困る


それに慣れてくると、その事に麻痺し物が散乱して不便なのに片付けない

その散らかった状態を無視してしまうのだ


片付けを始めると、どんどん思いつきを実現しようと、のめり込む

制作をさて置いて棚を作ったり、照明を設置したりと・・・ひらめき環境整備に走り出す




先月・・娘が不要と思われる物を一気に処分してくれたので半減したのだが・・

それが引き金だったりする



内部は東西南北と四カ所のスペースに分かれいて、整備は最後の南の部屋が残った

中には獅子頭の木地や降雪前に集めた大小の端材、木工旋盤の機械、分解している太鼓台

FRPで用いるガラス繊維のロールもある

ここを何とかすればスッキリ  動きやすいスペースになる

是非今年中に敢行したい!・・・ブログで宣言したりして

なんか小さすぎる宣言内容


さて

遅れに遅れている深山の獅子頭の漆の工程も終盤なんだが

頼んでいた深山の獅子頭の進捗写真がようやく届いた・・


塗りの室に籠って湿気を吸い仕上がりを待っている

温泉のサウナでマッタリしている様な表情である


しかし鼻から通された棒のワイドルさは何ともいえないな~♪






宣言の結果報告です

ご覧下さい南の部屋

ビフォーがお伝え出来ないので、感動は味わえませんがアフターは見違えるようになっており

ます

ビフォーはご想像にお任せだな・・矢印が大改革ヶ所






チャンチャン♪~

2014.12.10:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]

スルスルドシャ・・そして整頓

  • スルスルドシャ・・そして整頓
遅い根雪から一気に本格的な雪で、毎年の除雪作業が始まった

屋根から・・スルスルドシャ  スルスルドシャと落雪

茅葺きの時には無かった現象だ



昨年、大工さんに作ってもらった玄関の落雪防御用屋根の移動設置がまだで

モタモタしているうちに結構な積雪になってしまった


 「伊佐沢雪多いなぁ~」と偶然居合わせた同級生2人に言われたほど積もったようだ


今日は久々に川西町新山神社の古い赤い獅子のレプリカを手掛けた




先日川西の詳し~いオジサンから見せてもらった写真に、この獅子頭と色違いの似た例の獅子頭が

現れた事もあり傾いたのだ

黒だったり赤だったりと神秘に満ちあふれている



さて極寒を誇る、我がボッコレアトリエに獅子頭が貯まってきたので気分転換チャチャチャッと棚を

作って整頓して並べてみた


美男美女を並べてみるとその個性の強い顔ぶれなので驚く




いずれも精一杯オッカナイ顔をし続けている獅子の表情なのだが

見続けていると愛着が湧いて出るのだ


とにかく寒いので笛の稽古も早々に切り上げ帰宅








2014.12.05:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]