獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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負傷した獅子が戻ってきました

満身創痍の獅子だったのですが、最悪の部分のみを治療し祭りに臨みまし

た・・がっ!

点検してみると治療した歯と鼻は頬は異常なし

しかし両耳の後ろが割れグ〜ラグラ(写真参照 黒線が割れの箇所)


今回の祭りのダメージで悪化ですな


古い修理痕のある顎も割れているのですが・・・今回は様子見にすることに


新調の獅子が完成し一年の養生明けの平成27年デビューまで勤めてもらいます

が・・・一抹の不安です


塗料を剥いでみると古い治療痕がアチコチ悪化しているようです



修理の塗も下地処理が不完全で塗膜がパリパリ剥がれてしまいます


兎に角・・金属類単独での治療は治癒致しません

激しい歯打ちの振動で傷口が開いて大きな破損に繋がります

合板を接着し補強

割れを止めるアリ継ぎを施し布張り補強しました



これでまずは一安心


しかし今年はお獅子がボッコレますなぁ


苦言を申しますが

お祭りが終わり、獅子頭の手入れがおろそかになってしまうようです


帰ってきた獅子の中には、もうカビが・・・塗面の亀裂から繁殖しています

直ぐにお蔵入りしてしまうからなのでしょうね


ぬるま湯で酒をふき取りアルコールで除菌し、風通しの良い所で


陰干しし保管して戴ければありがたいのです

お願いいたします〜

2013.09.15:shishi3:count(1,269):[メモ/獅子彫りの時間]
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