9/16 令和5年度「青少年防災・減災未来フォーラム2023」の様子!

9月16日(土)山形県青年の家にて、主催事業 令和5年度「青少年防災・減災未来フォーラム2023」が開催され、総勢32名の高校生・大学生が参加しました。

2011年3月11日の東日本大震災発生時に石巻西高校の教頭先生として避難所運営にあたられた齋藤幸男先生を講師にお招きし、災害時に何が必要かを、東日本大震災での実例と教訓をもとに講話をいただきワークショップを行いました。

 

ワークショップ①「災害発生後の課題と対応」では、避難所運営・支援物資・地域医療・災害ボランティア・仮設住宅・生活再建・学校支援の7グループに分かれ、インタビュー動画を視聴しました。

そして、その内容を手掛かりとして班ごとに課題と対応策について話し合い、図にまとめ、発表を行いました。

 

ワークショップ②「避難所運営の実際と教訓」では、齋藤先生の避難所運営の御経験をもとにしたお話を交えて参加者に気づきを与えながら、分かりやすくワークショップを展開していただきました。

縦割りではなく、本部を中心に横のつながりを持たせた避難所の組織運営の重要性を教えていただき、これからの未来を担っていく参加者たちにとって、大変貴重な学びとなりました。

 

その後の提言「心のレジリエンス」~コロナ禍で失ったもの・見つけたもの~、「若者からのメッセージ」~災間を生きる者として‐命と向き合い いのちをつなぐ防災~を通して、自分の思いを言葉することで、互いの思いや考え方を共有・共感しあいました。

 

参加者からは、「私たち生徒の行動が災害の被災者を救う架け橋となることができるということが分かりました。」、「大人の心を動かすことができるのはきっと子どもの力なので、柔軟な発想力とアイディアで世界をいろいろな視点から見渡し、人の健康や命のために行動したいです。」、「いつも正解を求めて自分の意見に自信を持てずにいたが、成解を求めて自分の意見に自信をもって発表していこうと思った。」、「生きるって何だろうと改めて考えさせられた。生きているだけで素晴らしいことだと思った。」などの感想をいただきました。

この研修を経た参加者の皆さんには、今後の防災・減災意識の重要性を深く認識し、各地域でますます活躍していって欲しいと思います。

お疲れさまでした。

2023.09.23:青年の家:[活動レポート]