9月2日(土)、山形県青年の家の主催事業 令和5年度「ボランティア実践セミナー」が開催されました。
13名の参加者と、3名の見学者が青年の家に集まり、疑似体験を通しての知的・発達障がいへの理解とアイスブレイキングの実践について学びました。
午前は、『花笠ほーぷ隊』から古澤薫氏、長谷川薫氏、日比野久枝氏、佐藤美香氏の4名の講師にお越しいただき、「疑似体験を通して知的・発達障がいへの理解を深めよう!」というテーマで疑似体験を行ってもらいました。
講師の軽快かつ場を和ませるトークの数々に、食い入るように耳を傾ける参加者の様子が印象的でした。
知的・発達障がいを持った方やそのご家族の立場、生活していく上での苦労などについてお話を伺いました。
その後、うまく言葉(思い)を発せられない方のもどかしさや、手が不器用だったり情報処理に時間がかかる方の気持ちを体験するなどの様々な疑似体験を通して、知的・発達障がいについての理解を深めました。
参加者の感想には、「これまで体験したことがあるのは車椅子だけでしたが、道具では助けられない知的・発達障がいの体験ができてとても勉強になりました。周りの理解がとても必要なのだと感じました。誰でも生きやすい社会にしていくには、このことをより多くの人に知ってもらう必要があるなと思いました。」との感想がありました。
午後は、『山形県レクリエーション協会』の佐藤眞隆氏から、アイスブレイキングの実践を行ってもらいました。
前半で様々な種類のアイスブレイキングを体験し、後半は班ごとに本日習ったばかりのアイスブレイキングを他の班に指導するという活動に取り組みました。
受けるだけでなく実際に自分たちで行ってみることで、今後様々なボランティア活動の場で実践していく自信につながったようでありました。
参加者の感想には、「最初は緊張感がありましたが、スムーズな進行で気がつくと和やかな雰囲気になっており驚きました。プレッシャーを与えず、自然に打ち解けさせることができるということは、今後、たくさんの場面で活用できるなと思いました。」との感想がありました。
参加者の皆さんには、この研修会で学んだ知識・技能をもとに、ボランティア活動を推進するリーダーとして活躍していってほしいと思います。お疲れさまでした。