精のノート

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僕はボーダーラインに立った。

ザンビアの国境とジンバブウェの国境、まさにその境を作るラインに立った。

しかし時に国境付近では快くないことが起こる。

そう、その時僕は出張のためコンゴ国境付近にあるムフリラという町に同期隊員と共に出掛けていった。
コンゴは長く続く内戦のため現在も政情不安定でザンビアにも難民が流れてきている。また、その国境付近は依然として武装勢力がいたり、あるいは、武装勢力から流れてきた自動小銃などが強盗に出回ったりして危険な地域になっている。
当然出入国管理局は警備を強める。

だから・・・・・。

ムフリラの町に入ったとたん、銃を持った管理局員に呼び止められ、車に乗せられてしまった。
町のバスターミナルまで迎えに来てくれたムフリラに住むザンビア人の友人も一生懸命説明してくれるのだが一向に聞き入れてくれない。
とりあえず身柄を預かるのだと・・・・・。

「ああ、このまま連行されて拘束されてしまうのか」との不安が頭をよぎった。
必至に密入国社ではないことを説明するが、だんだんヒートアップする僕の様子に入国管理官はますます疑いの目を向ける。

一緒に行った同期の女の子は絶望のあまり今にも泣き出しそうな表情。

「ああ、自分が仕事の手伝いをおねがいしたばっかりに・・・」
「JICAのボランティアに来たばっかりに・・・・・」
いろんな思いが胸を詰まらせる。

その時。・・・・・・・・・ん?????JICA?????

そうだ、JICAは何よりも信用があると聞いたことがある。
そう思いついた僕はJICAのIDカードと労働許可証、日本の公用パスポートを見せてみた。

その瞬間。

入国管理官はニコリと笑い、「OK!!!I like JICA!!」
と言っていかにジャイカ、そして日本という国がザンビアに貢献しているか、ザンビア人がそのことに感謝しているかを語ってくれた。

今まで日本人がこの地でいかに頑張ってきたのか、その貢献度がいかに大きかったのかを実感し、日本人で良かったなあと思いました。

2009.09.25:sei36:count(1,234):[メモ/コンテンツ]
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