精のノート

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福島の原発が予断を許さない状況下で、現在も続々と福島から避難してくる人がいる。
ここ置賜地区でも避難民を受け入れており、各地に避難所が設けられている。

米沢の市営体育館も避難所となっているが、そこでは数名の本校生、及び卒業生がボランティアとして働いている姿を見ることができた。
もしかすると他の避難所でも生徒や卒業生が同じようにボランティア活動に励んでいるかもしれない。

多くの他のボランティアの方たちと力を合わせて、人々の助けとなるよう頑張ってほしいと思う。

一方で、かなり多くの方がボランティアに駆けつけてくださったようだが、そのボランティアの方たちを統括し、指示を出すことが難しくなっているという話を聞いた。
おそらく、予想を超える人数のボランティアが集まり、また、こういった状況なので、混乱も生じ、忙しさも手伝って、ボランティアの統括にまで手がまわらないのが現状なのだろう。

そこで、各地で働く本校生や卒業生の皆さんには、自主性を持って活動してもらいたいと思う。
何かしたいという気持ちがああって、駆けつけているのだから、指示を待つのではなく、何をやろうか、何をしたらよいのか考え、自主的に動いてほしいと思う。
迷ったなら、そこで避難している方に困っていることはないか、何をしてもらいたいか、個別に聞いて対応してもよいと思う。
そういったニーズを聞くことによって、何か自分にできることができるかもしれない。もしかすると、話を聞くだけでも立派なボランティアになるかもしれない。

参考までに、阪神大震災時に、「被災地の人を応援する市民の会」事務局長を務めた早瀬さんは次のように言っている。
「ボランティアに一番大切なことは、一人ひとりにこだわることなのですよ。つまり、行政は、公平に対応するのですが、一人ひとりの生活に寄り添えるのはボランティアなのです。例えば、今回の場合は事態が違うので、一概には言えませんが、津波がなく震災だけだった阪神淡路大震災の時に、我々が被災地でやったことは、今日みたいな日だったら、被災者の皆さんが家に帰って、荷物を探しているわけです。そういう時に、ボランティアも一緒になって色々なものを探すのですね。へその緒を探したり、ああ、これはねとか、そういうような一人ひとりの生活に寄り添うことが、ボランティアの役目なのですよ。行政は、個別に対応することはできません。何百万人とか言うけれど、数ではなくて、全部一人と一人と一人の合計が、何百万になる。だから、一人の人に寄り添うということが、ボランティアの本来の仕事なのですよ。」

心の温かい君たちだから、きっとほっとする方も多いはずだ。
君たちの行動に僕も温かい気持ちになったのだから。
2011.03.20:sei36:count(1,551):[メモ/コンテンツ]
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