精のノート

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ザンビアにも外資系のショッピングセンターがあり、スーパーはもちろん、おしゃれなレストランや旅行代理店、服屋、家電店、本屋などが入っている。
しかし、庶民には高いため、裕福なザンビア人と白人ばかりが利用している。

じゃあ庶民はどうしているか。

庶民はカムワラマーケットに行く。
このマーケットには何でも売っている。家電から家具、食器、古本から自転車や衣服、ベルト、アクセサリーの類まで本当にいろんなものを売っている。

特にチテンゲと呼ばれるザンビア特有の布の卸売り店が並ぶマーケットとして有名で、ザンビア人のみならず、僕ら日本人もそのチテンゲの店が並ぶ通りをチテンゲロードと呼び、親しんでいた。

多くの店のオーナーは中国人やインド人、戦火を逃れてきたイスラエル人なのだが、中には友人になった人もいて、家で必要なものがあるとよく泣きついて安い品をさらに安くしてもらっていた。
家のカーペットや家具の多くはここで購入したものだ。

また、チテンゲを買いによく訪れ、そこで色とりどりのチテンゲを買い、ズボンやシャツを作ったものだ。
配属先の裁縫学校で使用するチテンゲもここで安く購入するため、よく配属先のおばちゃんたちと買出しに出かけた思い出の場所でもある。

ただ、安いことは安いのだが、品質は悪く、初めての使用で壊れてしまうこともあり、当時は憤慨したが、いまでは笑える思い出だ。

ザンビア人なら誰でも知っていて、地方から出てきた人も帰る前には足を運んで買い物をするこのカムワラマーケット。

いろんな人種が集まり、毎日にぎわっていた。
きっと20年後もこのまま変わらずに存在しているのだろうと思う。

写真は線路の上にまで露天商が並ぶカムワラマーケットの様子。

2009.12.11:sei36:count(1,441):[メモ/コンテンツ]
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