精のノート

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先日ザンビアで出会った友人の結婚式に出席した。
彼は同じ歳なのだが尊敬できる友人であり、友だちづきあいさせてもらっていることを幸せに感じる。

彼は東京の大学で国際政策を学んだあと、インドの大学院に進学し、そこで開発に関する博士号を取得した。
その後ジャイカの専門家としてザンビアへ派遣され、地域住民を組織して安全な水の確保・管理・維持を目指し、自分たちでできるように指導するプロジェクトの指揮を執っていた。

彼は中学高校とサッカーをやっていたことから大のサッカー好きで、ザンビアで日本人のフットサルチームを作り、フットサルリーグに参加したり、レクレーションを企画したりして在ザンビア日本人コミュニティの活性化に貢献していた。

また、女子のJICA職員や協力隊員のための女子サッカーチームを作り、その監督としても指導していた。

頭脳明晰で英語もペラペラなため、現地職員のみならずジャイカ職員からの信頼も厚く、欧米から来ている人たちにも顔が広かった。

優しく面倒見がよく、いつも金欠状態の隊員を食事に連れて行ってくれた。

そんな人柄からか隊員達から「アニキ」と慕われ、人気者であった。

彼とはやはりお互いサッカー好きということで、僕がザンビアに到着してすぐに仲良くなった。
彼の白人の友人達の練習にも呼んでもらったり、飲みに行ったり、サッカーの試合を観たり。
本当に一緒に多くの時間を過ごした。彼のおかげで2年目はイタリア人チームに参加することができた。
同じ歳ということもあり、どこか同じ価値観を持っている部分や共感できる部分があり、サッカー以外のことも多く語り合った。

当然彼の帰国の時は涙が出るほど寂しかった。

でもここ日本でまた会うことができたし、彼の晴れの舞台に立ち会うことができた。僕が帰国した翌日には彼はザンビア関係者の飲み会を企画してくれ、さらにはフットサル大会も企画してくれた。

彼は今ジャイカの地球環境部というこころで水の案件を持って活躍している。
エチオピアや南アフリカなど世界狭しと飛び回っている。
そんな多忙な中、彼のすごいところは向上心に溢れ、なんと通信で大学院に通い、勉強しているというところだ。

彼の結婚式。とても暖かく、和やかな雰囲気でとても素敵だった。
どこの国からも引っ張りだこだという彼。
次にどこの国に行くかわからないが、彼の成功は間違いない。

彼の新しい家族、これからに幸多いことを祈っている。
2009.11.18:sei36:count(1,707):[メモ/コンテンツ]
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