精のノート
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マダリソの思い出 電気がねえー!
アフリカというと電気がないとか水道がないとかネガティブなイメージがつきまとってしまうが、実際そうなんだから仕方がない。
電気・水道がない村は多々あるし、そんなところでは共同井戸で水くみから毎日が始まり、ろうそくの明かりで夜を過ごす。
でもね、ありますよ、ちゃんと。
首都には電気も水道もきちんと整備されてます。
地方都市も結構整備されてるんです。
ただ・・・・・・・・。
ただちょっとだけシステムが古かったり、容量が小さかったりして停電が頻繁に起こるだけなんです。
どのくらいの頻度かってひどい時には(2008年の12月から3月にかけての雨季)週に5日くらい。
普通の時で週に1日くらい。
最初は停電のたびに
「ああ、今日も電気がねえ。飯どうやってつくんだ!?」
「電気なくてどうやって仕事すんだよ!!!!」
ってストレスを感じていた。
でも人間って面白い。
いつしか停電が嬉しくなってきた。
だって、停電になれば仕事をしなくてすむ言い訳ができる。
今日は仕事できないってあきらめがつく。
じゃあどうする?
ビールが僕を待っている。
そう「早く飲まないとぬるくなるよ」って
ついていない冷蔵庫の中から呼びかけてくる。
それで炭に火をおこし、肉を焼いて庭先でバーベキュー状態。
のんびり満天の星を眺めながらビールを飲み、ろうそくの明かりで本を読んで一日が終わる。
なんて至福の時なんだろう。
それからは家路につく時、停電の様子を見ては
「ヨッシャー、今日は電気がねえええええ!!!」って
喜びながら帰宅。
日々バーベキューを楽しむのでした。
ああ人間がだめになりそう・・・
2009.09.29:
sei36
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