居酒屋ぎゃろっぷ

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今日はさすがに波が小さかったからサーフィンはパス。(写真は昨日サーフィンに行ったときのやつ。このコラムとは全然無関係(笑))

その代わり、仕事後直行したいつもの居酒屋で、たまたまカウンターで隣に座ったポルトガル人夫婦との会話に華が咲く。

彼らの祖国、ポルトガルは、食べ物が旨いらしい。日本と同じく、ほとんどの地域が海に面しているので魚が特に旨いそうだ。味付けも日本食のようにシンプルで、塩コショウとオリーヴオイルだけ。まるで日本の「わさび醤油。」サントリーウイスキーの「響」のように、「何も足さない。何も引かない。」真に素材を活かした料理。そして、それと見事にあうワイン。聞いてて正直、よだれジュルジュル。当然、最大限足して最大限引いて、何を食っているかも分からないアメリカの食べ物に対する愚痴で、お互い相当盛り上がった。やはり、こっちの食べ物はマズイという感覚は世界共通のようだ。

もう一つ盛り上がったこと。それはアメリカ人はマジメ過ぎるという点だ。

仕事にしろ、人生にしろ。よく、日本では当たり前の「仕事後→飲み」の話をすると、皆驚く。「何でまっすぐ家に帰らないんだー?」と大概のアメリカ人は疑問に思う。彼らの中では、「仕事後→まっすぐ帰宅→家族と過ごす」というのが当たり前。それ自体は確かに素晴らしいと思うが、きちんとし過ぎているのだ。マジメすぎるのだ。だから、カリフォルニアなんかは、深夜2時以降の飲み屋の営業は法律で禁止されている。日本の「朝まで行くぞー!」という世界はない。2時きっかりに全照明が明るくなり、Musicは止まり(さすがに「蛍の光」は流れないが…)、店のボディーガードが客を無理やり外に出す。そのポルトガル人夫婦も最初は驚いたそうだ。

ポルトガルでは朝までGO!は日常茶飯事。仕事よりも人生をいかに楽しむかに重点が置かれているようだ。たしかに、ヨーロッパを独り旅した時も思ったが、今まで出会ったヨーロッパ系の人は皆そんな感じ。彼らは本当の意味で人生の楽しみ方を知っている。精神的ゆとりが違うのだ。

「そんなに気張ってどうすんの?」
「一度しかない人生、楽しまなきゃ!」

そう言ってその夫婦は会話を締めた。

いろいろ考えさせられることが多い毎日だ。

6月28日午後8時。Scrippsにて。仕事後夕方7時から入水してたが、一度海から上がってこの写真を撮り、また海に戻っていつものように9時まで。相変わらず波は夏波で小さかったが、こんなうっとりとする瞬間を過ごせる所にいる幸せをしみじみと感じた。

自然の中に溶け込む瞬間。
地球と一体になる瞬間。

いろんな瞬間が僕の心を癒してくれる。
...もっと詳しく
ので、いつもの光景にシンプルに感動してください。6月25日午後8時。Scrippsにて。
会社の同僚のBBQパーティーに行ってきた。その時の写真。BBQと言っても、日本の美味しいBBQを想像しないように。焼くものは冷凍のミートパティー。あのハンバーガーに挟むどこの部分だかわからない肉の寄せ集め。それを石油漬けの炭(あの四角くて丸っこいやつ)で焼く。そして、焼けたパティーにチーズを乗っけ、定番のケチャップと甘いマスタード。あとはホットドッグ。これもケチャップとマスタード。野菜一切なし。これがアメリカのもてなし料理なのだ!アメリカはとりあえず相変わらず凄い国だ!

実際、この国では食べるものを選ばないと、味覚がまず変になり、例外なく太る。味覚はまず甘党になる。それは個人的には、コーラを代表するソーダ系の飲み物に多量に含まれる砂糖が最大の原因だと思う。小さい頃からハンバーガーにコーラだから味覚障害が起きるのは当然か?ご飯に味噌汁の文化に育った自分をなぜか誉めたい(笑)。

他の原因は、どんなものにも入っている物凄い量の保存料。ちなみに豆腐は平気で2ヶ月以上。卵は産んだ日が無表記で、さらになぜか1ヶ月以上もつ。でも、当然、最初から生では食べられない。以前住んだホストファミリーなんかは、料理に1ヶ月半前に購入した卵を使っていて絶句したのを覚えている。野菜、果物に至るまで、この保存料のせいで新鮮なものなど何もない。

世界でも1位2位を争うほど不健康なアメリカ食。アメリカにきた当初は「郷にいれば郷に従え」でバーガー&コーラをよく食って飲んだものだ。安いというのも理由だったが、当然太ったし、体調も優れなかった(映画「Supersize Me!」参照)。だから、こと食べ物に関しては、アメリカで郷に従っていては駄目。今は、少し高価でもいいから健康にいいものを食べるようにしている。

ただし、ことビールに関しては、悲しいかな、今もドップリ、郷に従いまくっている(涙)。


今日は仕事後6時半からいつものScrippsへ。
しかし、見て通り、典型的な夏の海。
波ありません。ヒザ、腰、あって胸。
小波用のボードが来てよかったー!
もう一方のボードではテイクオフすら危うい。
まあ、天気は良かったし、そこそこ乗れたので良しとするかー。

さて、今日は、サーフィンしているときに、いつも思うことを少し。

サーフィンをしない人は、波は海岸近くで作られると思っている人が多いようだが、いやいや。波ははるか遠くでできたSwell(うねり)がはるばる旅をしてきて、海岸の浅瀬に達したときにはじめて、波としてBreakするのです。そして、その時はじめて、サーファーにご対面するのです。

それはまるで、男女の出会いのようなもの。

一つ一つは、皆、違う大きさ、違う形、そして、違うFaceを持ち、また、一つ一つ、皆、違う性格をしている。どれを取っても、全く同じものはない。
きれいなFaceを持っているのもあれば、形は悪いけど、いい性格をしたものもある。はるか遠くからの長旅の終わりに、たまたま偶然、ある地点でBreakし、そして、たまたま偶然、その時その場所にいたサーファーに出会うのです。それを扱うのが上手い奴もいれば、下手な奴もいる。自分にあった最高の波に乗れる人もいれば、逆に、タイミングが合わず、一生そういうことがない人もいる。

いい波との出会い。
いい人との出会い。

難しいことだからこそ、出会ったときの喜びがある。



というわけで、シリコンバレーでの仕事を終え、先週末はサンフランシスコ(SF)に行ってきた。Golden Gate Bridgeの写真もありきたりと思い、Fisherman's Wharfという海沿いの街に行ったときの写真です。

屋台で美味しい蟹と牡蠣を買い、そこら辺に座ってビールと共にむさぼり喰う。霧のSFらしくなく、天気は快晴!道端で繰り広げられる様々なパフォーマーの演技を楽しみ、ゆったりとした土曜の午後の時間を楽しんだ。

SFはSD,LAがある南カリフォルニアのメキシカン文化とは大違い。建物がヨーロッパ風だし、結構古びたものもあって、それがまた、あの坂の多い町並みとBay、橋、海と見事に調和して、どこをとっても絵になる。そして、ゲイの聖地だから、皆、身に付けているものもかっこいいし、LA&SDのTシャツ&単パン&サンダルのサーファー文化と比べて、かなりオシャレで知的な感じがした。

「一度は住みたいなー」

そんな風に思えた街だった。
一緒に行ってくれたYAさん。THANKS!