居酒屋ぎゃろっぷ

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ずっと右前のタイヤが空気が抜けて困っていたので、今日思い切ってタイヤを替えに行った。原因は見事にぶっ刺さってた釘2本。とにかく、南カリフォルニアで一番多い原因らしい。道路汚いですから。

で、交換しに行ったところはファイアーストーン(Firestone)。ブリジストンのアメリカの子会社だ。やはり、創業者の「石橋」から作った造語 Bridgestoneではあまりに聞こえが悪かったんだろう。確かに英語ではFirestoneの方がかっこよく聞こえる。でも、この造語のパターンからすると、日本語訳は「石火」?あまり売れそうな名前じゃないですねー(笑)。

明日はSouthから2メートル以上のSwellが到着予定。Faceはどれくらいになるだろうと想像しただけでもワクワク。ゆえに酒も飲まず明日に備えるため今日は10時就寝。サーフィンのしすぎでそろそろ体が悲鳴を上げているが、波があるうち乗っておかないと!自然相手のスポーツですから。
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職場の同僚がPacific Beachに住んでいるので、Independence Day(独立記念日=7月4日)恒例の花火を見てきた。ベランダからビールを片手に花火見物。最初はLa Jollaの花火。その後、歩いてMission Bayへ。昔住んでたOcean Beach、 Sea World、 Mission Bayの三会場の花火を一望。Bayに浮かぶ豪華客船の光と、水面に映る花火のコントラストが何ともいえずキレイだった。(酔っ払ってて写真はブレブレですけど(涙))。

考えてみれば、アメリカに来て5度目の独立記念日。こっちに来て経験したいろんなことが走馬灯のように頭をめぐった。長いようであっという間の5年間。がむしゃらに走り続けた5年間。

今、ちょっと立ち止まって、そのことを振り返れる自分がいる。






今日はさすがに波が小さかったからサーフィンはパス。(写真は昨日サーフィンに行ったときのやつ。このコラムとは全然無関係(笑))

その代わり、仕事後直行したいつもの居酒屋で、たまたまカウンターで隣に座ったポルトガル人夫婦との会話に華が咲く。

彼らの祖国、ポルトガルは、食べ物が旨いらしい。日本と同じく、ほとんどの地域が海に面しているので魚が特に旨いそうだ。味付けも日本食のようにシンプルで、塩コショウとオリーヴオイルだけ。まるで日本の「わさび醤油。」サントリーウイスキーの「響」のように、「何も足さない。何も引かない。」真に素材を活かした料理。そして、それと見事にあうワイン。聞いてて正直、よだれジュルジュル。当然、最大限足して最大限引いて、何を食っているかも分からないアメリカの食べ物に対する愚痴で、お互い相当盛り上がった。やはり、こっちの食べ物はマズイという感覚は世界共通のようだ。

もう一つ盛り上がったこと。それはアメリカ人はマジメ過ぎるという点だ。

仕事にしろ、人生にしろ。よく、日本では当たり前の「仕事後→飲み」の話をすると、皆驚く。「何でまっすぐ家に帰らないんだー?」と大概のアメリカ人は疑問に思う。彼らの中では、「仕事後→まっすぐ帰宅→家族と過ごす」というのが当たり前。それ自体は確かに素晴らしいと思うが、きちんとし過ぎているのだ。マジメすぎるのだ。だから、カリフォルニアなんかは、深夜2時以降の飲み屋の営業は法律で禁止されている。日本の「朝まで行くぞー!」という世界はない。2時きっかりに全照明が明るくなり、Musicは止まり(さすがに「蛍の光」は流れないが…)、店のボディーガードが客を無理やり外に出す。そのポルトガル人夫婦も最初は驚いたそうだ。

ポルトガルでは朝までGO!は日常茶飯事。仕事よりも人生をいかに楽しむかに重点が置かれているようだ。たしかに、ヨーロッパを独り旅した時も思ったが、今まで出会ったヨーロッパ系の人は皆そんな感じ。彼らは本当の意味で人生の楽しみ方を知っている。精神的ゆとりが違うのだ。

「そんなに気張ってどうすんの?」
「一度しかない人生、楽しまなきゃ!」

そう言ってその夫婦は会話を締めた。

いろいろ考えさせられることが多い毎日だ。





会社の同僚のBBQパーティーに行ってきた。その時の写真。BBQと言っても、日本の美味しいBBQを想像しないように。焼くものは冷凍のミートパティー。あのハンバーガーに挟むどこの部分だかわからない肉の寄せ集め。それを石油漬けの炭(あの四角くて丸っこいやつ)で焼く。そして、焼けたパティーにチーズを乗っけ、定番のケチャップと甘いマスタード。あとはホットドッグ。これもケチャップとマスタード。野菜一切なし。これがアメリカのもてなし料理なのだ!アメリカはとりあえず相変わらず凄い国だ!

実際、この国では食べるものを選ばないと、味覚がまず変になり、例外なく太る。味覚はまず甘党になる。それは個人的には、コーラを代表するソーダ系の飲み物に多量に含まれる砂糖が最大の原因だと思う。小さい頃からハンバーガーにコーラだから味覚障害が起きるのは当然か?ご飯に味噌汁の文化に育った自分をなぜか誉めたい(笑)。

他の原因は、どんなものにも入っている物凄い量の保存料。ちなみに豆腐は平気で2ヶ月以上。卵は産んだ日が無表記で、さらになぜか1ヶ月以上もつ。でも、当然、最初から生では食べられない。以前住んだホストファミリーなんかは、料理に1ヶ月半前に購入した卵を使っていて絶句したのを覚えている。野菜、果物に至るまで、この保存料のせいで新鮮なものなど何もない。

世界でも1位2位を争うほど不健康なアメリカ食。アメリカにきた当初は「郷にいれば郷に従え」でバーガー&コーラをよく食って飲んだものだ。安いというのも理由だったが、当然太ったし、体調も優れなかった(映画「Supersize Me!」参照)。だから、こと食べ物に関しては、アメリカで郷に従っていては駄目。今は、少し高価でもいいから健康にいいものを食べるようにしている。

ただし、ことビールに関しては、悲しいかな、今もドップリ、郷に従いまくっている(涙)。






というわけで、シリコンバレーでの仕事を終え、先週末はサンフランシスコ(SF)に行ってきた。Golden Gate Bridgeの写真もありきたりと思い、Fisherman's Wharfという海沿いの街に行ったときの写真です。

屋台で美味しい蟹と牡蠣を買い、そこら辺に座ってビールと共にむさぼり喰う。霧のSFらしくなく、天気は快晴!道端で繰り広げられる様々なパフォーマーの演技を楽しみ、ゆったりとした土曜の午後の時間を楽しんだ。

SFはSD,LAがある南カリフォルニアのメキシカン文化とは大違い。建物がヨーロッパ風だし、結構古びたものもあって、それがまた、あの坂の多い町並みとBay、橋、海と見事に調和して、どこをとっても絵になる。そして、ゲイの聖地だから、皆、身に付けているものもかっこいいし、LA&SDのTシャツ&単パン&サンダルのサーファー文化と比べて、かなりオシャレで知的な感じがした。

「一度は住みたいなー」

そんな風に思えた街だった。
一緒に行ってくれたYAさん。THANKS!






今度、母校の大学で一日講師をすることになった同級生から「あなたにとって大学はどんな場所だったか?」という質問を受けた。考えたことがあるようで意外にないテーマだったので、その同級生に送った返事をここに載っけてみた。

前半の数年は、正直、大学に行っていなかったので“遊ぶための時間を提供してくれた所”としか言えない。バーテンダーとして、夜の商売にどっぷりだった。でも、今となって思えば、その経験がアメリカで生きてる。あれだけ呑んで自分をぶっ壊したこと。でも、その度に、自分を再構築して少しずつ成長していけたこと。たくさんのお客さんとのお酒を介したコミュニケーションから、男女の話、人生の話、なんだかんだ言って“世界は人で回ってる”ってことなどなど。そして、何より、その時に出会った最高の友たち。だから、端的に言えば、“人”の重要さが分かった時期だった。

対照的に後半は世界に対する知識欲にかられた時期だった。ヨーロッパを一人旅してからは“自分は何も知らない。もっといろんなことを知りたい”と思い、学ぶことに素直に謙虚になれた時期だった。卒業後、今度はそれが、留学資金をためるための仕事と勉強のハードな生活を丸4年間耐えさせてくれたし、さらに、アメリカに来てから、辛かった大学院、就職、そして、今現在の仕事を支えてくれている。だから、言ってみれば、大学後半は、“世界”を知ることの重要さが分かった時期だった。

ゆえに、今回、自分にとって大学とはどんな場所だったかと改めて聞かれれば、答えは「幸運にも人生の中で大事なものを見つけることができたところ」だろう。

“人”と“世界”。

どちらも別々に存在しているようで、どちらも切って切り離せないほど重要な存在。

前半の遊びの中で学んだ“人”の大切さ。後半の旅行後に生まれた広い“世界”に対する好奇心。そして何より、自分のしていることをわかってくれる一生のBuddy達に出会えたこと。

同級生に聞かれて、初めてこのテーマについて簡単に自分の意見をまとめてみた。こういう機会を提供してくれたBuddyに改めて感謝。
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