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「ほほえみの力」(渡辺和子著)から

「忘れかけていた大切なこと」(渡辺和子著)より、“ほほえみの力”の章です。

  ほほえみの中にはメッセージがあります。それは、「自分なんかいてもいなく ても同じ。いないほうがいいのかもしれない」と思っている人への、「私はあな たを一人の人間、かけがえのない一人と見ていますよ」という好意なのです。そ れは、ほほえみを受けた人に生きる自信を与えます。
  このように、ほほえみには私たちの心の中にある目には見えない愛を、目に見 える形にして相手に伝えるコミュニケーションの役割があるといえます。今、淋 しい思いを抱いて生きている人が増えています。ほほえむことを忘れた人たち  に、ほほえみを惜しまずに与えましょう。「あなたは一人ぼっちでない」という メッセージを発信し続けましょう。
  ほほえみにはマジックのような力があります。与えられた人を豊かにしながら 与える人はなにも失わない、むしろより豊かになる―それがほほえみなのです。
2007.07.11:t-ozeki:[キャリアアップ]

「忘れかけていた大切なこと」(渡辺和子著)から

私がまだ若い時、渡辺和子さんの講演をうかがってとても優しい気持ちになり、感動したことを覚えています。笑顔が素敵で穏やかで、そんな優しい雰囲気で全体を包み込んでくれます。彼女は大学で長く教育者として勤められ学長となり、シスターでもあります。先日新聞に渡辺和子さんの講和集が出たと大きく載っていたので、急に本を読みたくなりました。2冊購入したのですが、その1冊の「忘れかけていた大切なこと」の中から少しづつご紹介していきたいと思います。

 人は誉められてはじめて、自分のよさに気づきます。
 
 愛されて、人を愛することができる人になります。
 
 認められて、心にゆとりを持つことができます。


 「もう一歩の優しさ」
 
 マザー・テレサがシスターたちによく注意を与えていらっしゃいました。
 「行列をしている人たちにスープボールを渡すとき、ほほえみかけること、ちょ っと手に触れてぬくもりを伝えること、短い言葉がけをすることを忘れてはいけ ませんよ。」自分たちがしていることは、「福祉事業ではない。一人ひとりの魂 とかかわることなのだ。」といって、政府からの援助を断り続けていたマザー  は、やはり機械的な作業ではない人間のぬくもり、言葉、タッチを大切にした人 でした。不親切でないことに安心しないで、進んでちょっと親切になること、他 人の心の痛み、苦しみに共感できる「私」になりたいと思います。
2007.07.08:t-ozeki:[キャリアアップ]

宮城まり子さんの講演を聴いて

5月26日、午後から芸工大で宮城まり子さんの講演があり、仙台から2名、山形から3名参加し聴かせていただいた。

 宮城まり子さんの講演は90分位で以下のような内容だった。
 テーマは、「就職活動時期の我が子の心模様~家庭の中のキャリアサポート~
 で、大学生の親を対象とした講演だった。若者のキャリアカウンセリングを
 する中で生かせることがたくさんあったので紹介する。
 資料は余分にはないとのことで、聴いてきた範囲で報告する。

 1.何のために働くか?家族で話し合って欲しい。
  1)生活を維持するため
  2)仕事を通して自分を磨く-人間力を磨く
  3)自己実現-広い分野で考える
   右脳型の人間を求めている企業が増えている-感性
 
 2.就職活動は自分と向き合うこと。ありたい自分、なりたい自分をデザインする
   入学後から4年後を考え、どう社会に出るかを考える-キャリア教育
  1)自分理解
  2)社会理解-社会は何を求めているか?
  3)職業理解-3年生が大事!
   試験に落とされて乗り越えて成長していく-家族のサポート必要
   七五三の現状、第2新卒も基本的な教育ができていて、一度経験していること
   を生かす意味でいい。
 
 3.今の若者の特徴
  1)ストレス耐性に弱い-揉まれて育っていないので、人間関係でつまずきやす
    い。社会に出ると制限がある中で働かなければならない。
    家庭の中で自己管理ができているか?家庭の中で働くことが大事!社会に
    でる準備をさせる。社会に出たら、役割・責任・使命がある。
    今の学生は人を傷つけることはしない繊細な心の持ち主で、喧嘩やぶつかり
    合いをしないで守られて育っている傾向がある。
    新聞を読むこと大事!-世の中全体の動きがわかる
  2)資格をとればいいの?
    何でも取ればいいのではなく、むしろコミュニケーション能力や人間関係を
    磨いてほしい。
  3)就職活動の昔と今
    インターネット時代でエントリーシートで落とされる。
    自分を表現する力を磨く-会ってみたい人に選ばれるような表現ができるよ
    うに。
    ・マニュアル通りはダメ-自分がどういうことをわかって欲しいか、の  
     びのびと自分を表現する。
    ・“リアリティーショック”現実を知らない-インターネット時代の一面
     自分の足で動き、話を聞く。目で見て人と会って生の情報を得ることが
     大事。
    ・仕事は一人でやるのではなくチームでやる-協調性・コミュニケーション
     能力が求められる。グループディスカッションをやらせる企業が増えてい
     る-流れに沿ってどう表現できるか。
    ・何ができるか?どういう専門性、どういう人かが大事!
 
 4.就職活動の中での学生の心理
  1)早い就職活動のスタートをきる。ガイダンスに出る。
    就職活動は体力がいる-体調を崩しやすい。交通費等お金がかかることも理
    解してほしい。
  2)内定をとれた人ととれない人の心理的サポート
    がんばれと言わないで話を聞いてあげる
    早く決まった人-ここでいいんだろうか?不安になる人も出てくる。納得が
    いかないんだったらもう一度やってみたら?内定は断ってもいい。 
  3)長い目で人生を考えるように話す
    社会の変化が激しい時代で、幅を広げて行く中で生かされるものが出てくる。
    人間のチャンスはどこにでもある。無駄なことは一つもない!
  4)偶然からキャリアが形成される-8割
    どのくらい行動しているか、日頃準備している人にチャンスはやってくる。
    たまたまの人との出会いから道が開けていく。
  5)非正社員より正社員になることが大事-非正社員は身分が不安定で、病気に
    なったら捨てられる。
 
 5.キャリアカウンセリングをしてください。
  1)あなたはどうありたいのか?
  2)あなたは何に興味関心があるか?
  3)他の人にはない強みは?
  4)価値観-何を大事にしていきたいのか?
  5)自分が生きている責任・役割・使命は?-若いときは社会を支える役割(働
    いて税金を納める)
 
 6.接し方
  1)子供とのコミュニケーション
  2)よく観察
  3)こちらから声をかける
  4)聞く側にまわる
  知名度や親の価値観を押しつけないで理解する。子供が仕事を辞めたいと言った
  ときは、頭ごなしに言わないでどうして?何が原因?本当はどうありたいの?
  一面ばかり言うので、今の仕事から得られるものは何か?+面を引き出す。
 
 7.カウンセリングマインドを持つ
  “直そうとするな。わかろうとせよ。”ありのままを聴く。相手をいかに理解す
  るか。夢も大事-スケジュールかして、ギャップが埋められるか。
  自分で話しながら気付く。“口は一つ、耳は二つ”と言うように聞き上手になる。
  最終決定は子供がする。世間体や見栄を捨てる。
 
 8.子供の成長を遠くから温かく見守る。子供の自立は親の自立-人生の先輩とし
   て助言する。  
 

  以上、とても参考になる素晴らしいお話だった。宮城先生は本当に素敵な方ですね!
2007.05.29:t-ozeki:[キャリアアップ]

いつも自分が前のめり!「プロフェッショナル」から

毎週楽しみにしているプロフェッショナル、今日はベンチャー企業家で200人の社員を持つ女性だった。8年前の37才で起業、携帯のインターネットサイトを立ち上げている方だった。“仕事でこそ人は育つ”という信念を持ち、社長が一番前のめりであるという。職員の平均年齢30才と本当に若い人材を育てている。この業界は新しい事業の開拓が必須であるから、社長が先頭に立ってかたんに攻めていく。だから、社長が一番前のめりなのだ。“そうか!”と思ったのは、職場の中での配置換えをする時、“大黒柱だから抜く”という思想だ。それによって人材が育つそうだ。確かにその人自身の成長を考えれば、職場の中での異動は人間の幅を広げ大きな成長につながるだろう。私も経験してよくわかった。また、彼女は“目指す頂きに向かっているか?”問うという。社長としてこの方向性がしっかりしていれば決してぶれないのだろう。競争の世界を生き抜くには、“苦しいときこそ前のめりであれ”と、とことん仕事をするとのこと。組織のトップの元気度が高い方がいいといつも明るく元気だ。人を育てるとは、一歩難しいことをお願いすることによって一歩一歩成長するとのこと。“仕事の失敗は仕事で取り返す”姿勢は本当に素晴らしい。“常に前向き”で私もがんばろう!

2007.03.14:t-ozeki:[キャリアアップ]

プロフェッショナルから学ぼう!

毎回楽しみに見ているプロフェッショナル、今回は危機管理術・人をくどく手紙術・アイデア会議術・時間管理術・健康術を6名の方が具体的に披露してくれた。それぞれのプロだけあってとても感心、感動した。
危機管理術では、“トラブルは小さいうちに”ということで、フリーアドレス制(席を決めない)、自由にコミュニケーションする雰囲気作り(上司と部下が隣り合わせ)、風通しのよい職場にする。“おかしいな?”をメモする、できる限りメモする事から解決策を。朝みんなに“おはよう”“おはよう”と声をかけて回ると、顔を上げない人は何か問題があると言っていた。
人をくどく手紙術は特に感心があった。編集者、石原氏。相手をよく知ることが大事。「拝啓」から始まり、季節感を自分の言葉で書く。相手の印象を書きながら、「自分」を書く。一番伝えたいことを最初に書く。最後に、「会いたい」を伝える。自分の要望は最後の方にサラッと書く。茂木氏曰く、「人間の脳は手間がかかったものほど真剣に受け止める」「相手が本当に自分のことをわかっていることがうれしい」と。本当にそう思う。私も昨年、2つほどくどきの手紙を書いた。普段メールが多いので手紙は久々に書いたが、自分の素直な気持ちを届く言葉で伝えようと思った。その気持ちは伝わったようでうれしかった。手紙をいただくのはとてもうれしいことなので肝心な時は手紙にしようと思っている。
横井氏、アイデア会議術。何でも言える空気を作る。どんな意見・アイデアもよい所を見つける。そして、ホワイトボードに書き出す。リーダーはあえて外した話をする(みんなの気持ちを楽に、意見が出せる配慮)。課題を持ち越す場合は、3Wをはっきりする(いつ、誰が、何を)
飯塚氏、時間活用術。人間の脳は働いている時発想しやすい。仕事は人生のベストタイム。隙間時間を利用し、2つ以上の仕事を掛け持ちする。選んでやっている時、充実している。
茂木氏の時間活用術は、瞬間的に仕事に集中する術。脳の研究をされているのでその観点から、気分を切り替えるのに音楽の効用は大きい。パソコンに何十と入れていてそれぞれの場面で活用。寝る時はこの音楽を聞いてぐっすり寝てスッキリ目覚める等。朝起きたらすぐ活動、ブログを書くという。朝仕事をこなす。「身支度は仕事の句読点」としてするのだそうだ。これはわかる、私も同じだ。早起きが定着しつつあるので、朝起きてすぐ(私の場合、顔を洗ってカフェオレを入れて)パソコンに向かってブログやエッセイを(この時間が短いのが難)、そして掃除、朝食の支度と句読点にして出勤、仕事という流れで脳がうまく活動している気がする。
高野氏、健康術。つま先立ちはいい。どこでもいつでもできる。膝より上にモモを上げると筋肉が鍛えられる。階段はかかとから上るとモモやふくらはぎの裏の筋肉が鍛えられるそう。これからはかかと上りをしよう!
以上、とっても参考になった。取り入れてやっていこう!



2007.02.04:t-ozeki:[キャリアアップ]