今回は河北町の永昌寺さんをお借りして開催させていただきました。
副住職の布川さんに心より御礼申し上げます。
「町報で知った」という地元の方をはじめ、行政の方、大学生、ひきこもりの若者を支援している方、不登校のお子さんを持つ親御さん、教員など 今回もさまざまなお立場のみなさんにお集まりいただきました。
参加者は13名でした。
山形新聞の取材の方もいらっしゃいました。
今回も、まず参加者お一人おひとりに、講座に来たきっかけや聞きたいことなどをお話しいただきました。その後、その内容を受けて滝口氏から話題提供。休憩を挟んで、途中までの疑問点を上げていただき、再び滝口氏より ぷらっとほーむの10年間の支援活動をもとに解説。
後半は、グループごとに語っていただき、最後にそこで出た内容について発表してもらいました。
私が印象的だった内容は
学校や社会に戻ることだけがはたして回復なのか。必ずしもそうでなくていいはずである。それ以外の居場所でもいいのではないか。そのために大切なものは『スモールステップ』。それを周りの人がどれだけ作れるか、そしてそのことが大切な支援であるということ。
昔は、学校行きたくないなら畑でも手伝えという時代だった。
それが1970年代からは、みんなが高校に行き、大学に行き、正社員として企業に就職するのがあたり前で、みんな同じ空間に押し込められてしまうようになった。これが若者を苦しませ生きづらくさせてる要因の一つであるということ。
私は1970年代生まれ、今の教育が形作られた頃です。その時代に育ち、その価値観で子供を産み育てているのだということに話を聞いていて気が付きました。
必死に社会から滑り落ちないようにと生きてきた親が子どもに与える影響は・・・。
学校に行くのがあたり前と思っている以上、行かない=人生からの転落 のような気持ちになるのはある意味当然のことだったのかもしれないなぁと思いました。
時代は急速に変化していて、一部の年配者はそれに気が付かず一昔前の価値観を押し付けることで「ひきこもり」の当事者とその家族を未だに社会に出づらくさせているのかもしれないとも感じました。
本日ご参加のみなさま、ありがとうございました!
また次回の講座でお会いいたしましょう(^^)/
※次回は7/2(水)開催。天童市内の公民館を予定しております。会場が決まり次第ブログでお知らせします。
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