日本文化論④黒獅子と赤獅子

 赤獅子と黒獅子に対する私見を述べてみたい。写真は、一般的にイメージされ年賀状のカットなどにも登場する赤獅子です。黒と赤がポイントであると思います。赤獅子は正月等に、繰り出されるものであり、めでたい場面で舞われるものであろうと思います。何故なら、紅白幕は祝いの席で使われるからです。
 それに対して、黒白幕は、葬儀などに使われます。黒白は、ハレの場に対する祁(ケ)の場であり、鎮めるという意味をもったものであると考えています。野川の氾濫に苦しめられた村人は、龍の化身である獅子に、氾濫を鎮めてくれることを願ったのだと思います。皆さんは、どのようにお考えになるでしょうか。
2013.02.27:orada:[変な民族学5巻 日本民俗論]

祓い清める神様なのですね

祓い清める神様なのですね
初めまして。白兎のゆうすけと申します。
『卯の花姫伝説』古い表現がわからないなりに苦戦しながら楽しませて読ませていただいております。

成田あたりは川に近いので、水害が住民の悩みだったのですね。
白兎の獅子も「四つ角の悪魔を祓う」意味があると言います。現状が「マイナス」だから、それを「プラス」にしようとする仕組みなのですね。

大槌町の虎舞が川西町に来た時見ました(^^)v
これはコミカルな動きでした。漁に大切な「風を呼ぶ」動物が虎だそうです。これも祓うというよりは、「福を呼び込む」プラスイメージなのかもしれません。

正月の赤獅子はコミカルで明るいイメージですが、黒獅子はおっかないイメージです。
具体的なことを知らず、イメージで申し訳ないのですが、雪の多い地域だとおっかない神様が多い、とかはあるのでしょうか?(なまはげのように)
2013.03.01:ゆうすけ:[URL]

ゆ~すけ君に

 ゆうすけ君、返信が遅くなってすみませんでした。コメントの仕方がよくわからないのです。あなたが言うとおり、「祓い清める」ことと「福を呼び込む」ことと「村境の四つ角を守る」という事は、つながっているのです。
 白兎地区には、山伏が修行をした土壇があり、真田六文銭に通じる「六道の辻」があります。そして白いウサギが登場します。大いなるロマンがありますよ。変な民俗学者の「http://samidare.jp/orada/note.php?」に「因幡の白兎」を書いていますので、見てみてください。
 追伸:このコメントがアップされることを祈っています。
2013.03.10:おらだの会

すっかり返事おそくなってしまいました

先日はどうもありがとうございました。
5月から実家白兎に帰るため、バタバタの日々です。

これからもゆっくり読ませていただきます!
2013.04.06:ゆうすけ:[URL]