赤獅子と黒獅子に対する私見を述べてみたい。写真は、一般的にイメージされ年賀状のカットなどにも登場する赤獅子です。黒と赤がポイントであると思います。赤獅子は正月等に、繰り出されるものであり、めでたい場面で舞われるものであろうと思います。何故なら、紅白幕は祝いの席で使われるからです。
それに対して、黒白幕は、葬儀などに使われます。黒白は、ハレの場に対する祁(ケ)の場であり、鎮めるという意味をもったものであると考えています。野川の氾濫に苦しめられた村人は、龍の化身である獅子に、氾濫を鎮めてくれることを願ったのだと思います。皆さんは、どのようにお考えになるでしょうか。