停車場憧憬 集団就職の頃

一緒に遊んでくれた近所の兄ちゃんが

就職で東京に行った

その前の日 呼ばれてご馳走をいただいた

ホームから列車が出る時 涙が出て

最後の声も出せず ずーっと下を見ていた

雪が降っていた

山間の村の貧しさが悔しかった

2017.01.05:orada:[停車場憧憬]