木村トシオ句集 つれづれの記①
木村トシオさんは、神戸市の出身の方でした。そんな木村さんが、阪神淡路大震災に見舞われ、全ての財産を失ってしまいました。縁あって、山形県長井市に来ることになり、焼肉屋さんをしながら奥さんと慎ましく生きていました。奥さんは、三重県生まれで、アトリエ華のブランドを持っているような芸術家でした。 大震災後に、夫について来た彼女は、冬の東北の厳しさに、ひたすら耐えていました。そんな妻を見ながら、トシオさんが綴った句集です。この句集には、故郷、家族、息子と娘と孫へのメッセージがあり、そして愛する妻へのメッセージが込められています。 皆さんには、心静かに読んでくださることをお願いします。 第一章 四季の彩りに 第二章 妻 に 第三章 家 族 に 第四章 政治家様 第五章 (焼肉屋の)若き友達に 第六章 未 来 へ 最終章 ありがとう、ありがとう
2012.07.07