だいぶ日が長くなってきましたね。
朝起きると明るくなっているので 「朝が来た!!」
といった晴々しい気分で一日を始めることが出来る今日この頃・・・
皆さまはいかがお過ごしですか?
あまりに朝からお日様が元気に照らしてくれるので
うっかり軽装で外に出て 「サムっ」 と凍ってしまう、佐藤です
先日、石油連盟主催の『石油暖房セミナー2018(山形市)』に
参加してまいりました
深夜電力を有効活用しましょう♪といつの頃からかオール電化住宅が
主流となってまいりましたが、ココ最近はその動きにも変化が表れて
きています。
電力会社の営業戦略が功を奏したのか、エコキュートや蓄熱暖房機と
共に爆発的に広まったオール電化。
寝首をかかれた石油業界も指をくわえて黙ってみているわけにはいかないので、
その後色々と省エネルギーな設備機器を開発しています。
そのひとつが 「エコフィール」 です。
従来は捨てていた排気に含まれる熱を回収することにより、約12%の効率アップを
実現しています。(写真1:エコフィールゼミ参照→石油連盟サイトより)
たった12%?と思われるかもしれませんが、UPした後の効率は95%と
かなりの高効率です。(つまり、そもそも高効率だったんですよね)
ちなみに、発電所で電気を作る際の発電率は平均40%、さらに家庭に届くまでの
送電ロスは63%程度あるので、灯油のCO2排出係数が0.244に対して
電気は0.553と2倍以上にもなるそうです。
また、エネルギーコストの比較では、灯油を1.00とした場合、従量電灯契約の
電気代で3.05倍、深夜電力契約の昼間料金で3.60倍、深夜料金でも1.43倍
と、同じ発熱量に換算した場合のコストは灯油が最も安いエネルギーだ
ということがわかりました。
写真2のエネルギーコスト比較表は山形市のものですが、県内であれば
他に鶴岡市のものも 山形県石油協同組合・山形県石油商業組合 のHPに
掲載されておりますので参考にしてみてください。他の県のもあるみたいですよ。
電気は住宅には必ず必要なものですからなくすわけにはいきませんが、
給湯や暖房に灯油を使うことは省エネの面でも、ランニングコストの面でも
検討の余地アリ、と再認識してまいりました。
いやー、勉強になりました
設計:佐藤