戦国観光やまがた情報局
伊達宗遠(だてむねとお):1324〜1385
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天下分け目の関ヶ原合戦と時を同じくして、東軍方の最上義光と西軍方の上杉軍・直江兼続が出羽・山形で激突した「慶長出羽合戦」。この戦いは畑谷城・長谷堂城を中心に激戦が繰り広げられ、上山でも壮絶な戦いが行なわれました。
大河ドラマ「天地人」でもいよいよ関ヶ原の場面が登場し、この慶長出羽合戦も取り上げられることでしょう。 「慶長出羽合戦」で戦った最上義光や直江兼続についての講演会や展示会等が開催されます。貴重な資料も展示されますので、是非ご来場ください。 ◎上山城 秋の特別展「兼続と義光とかみのやま」 ▼会期:9月19日(土)〜10月18日(日) ▼会場:上山城特別展示室 ▼入館料:大人400円(団体350円)、高・大学生350円(団体300円)、小・中学生50円(団体40円)※毎週土曜日は小・中学生無料 ■講演会 (1)「慶長五年の直江兼続」 日時:9/20(日) 午後2時〜 会場:上山城特別展示室内 講師:阿部哲人氏(米沢市上杉博物館学芸員) (2)「慶長出羽合戦と虎将・最上義光の業績」 日時:10/4(日) 午後2時〜 会場:上山城特別展示室内 講師:揚妻昭一郎氏(最上義光歴史館学芸員) ※上山城入館料が必要(聴講は無料) ■史跡巡り 「米沢藩上杉家ゆかりの史跡を訪ねる」 日時:9/26(土)午前8時30分〜午後5時 案内講師:加藤和徳氏(山形県文化財保護協会理事) 定員:20名(申込み順) 参加費:4,000円(保険料・バス代・昼食代・拝観料含む) ▼お問合せ (財)上山城管理公社 上山市元城内3−7 TEL&FAX 023−673−3660 ...もっと詳しく |
山本寺景長(さんぽんじかげなが):1550〜1582
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天下分け目の関ヶ原の戦いと時を同じくしておきた「慶長出羽合戦」。上杉の智将・直江兼続と山形城主・最上義光との壮絶な戦いが繰り広げられた足跡を辿るルートバスが運行されます。
◎おいしい山形 旬・感バス【慶長出羽合戦】ルートバス 9月5(土)〜11月23(月)の土・日・祝日運行 ●運行行程 (1日2回運行)※観光ボランティアガイドがご案内します。 JR山形駅東口バス乗り場(9:15、13:40) ↓ 畑谷城址徒歩散策(9:50〜10:40、14:20〜15:10) ↓ 長谷堂城址徒歩散策(11:10〜12:10、15:40〜16:40) ↓ JR山形駅東口バス乗り場(12:40、17:10) ●運行日 9月/ 5(土)6(日)12(土)13(日)19(土)20(日)21(月)22(火)23(水)26(土)27(日) 10月/ 3(土)4(日)10(土)11(日)12(月)17(土)18(日)24(土)25(日)31(土) 11月/ 1(日)3(火)7(土)8(日)14(土)15(日)21(土)22(日)23(月) ●料金:1日券(午前・午後共通利用可)1700円(小学生850円、未就学児無料) ●予約なしで気軽に乗車。当日限り乗り降り自由 ▼問合せ:山交バス株式会社観光課 TEL023−647−5173 ...もっと詳しく |
大河ドラマ「天地人」の放送を記念して、上杉・最上ゆかりの地である5市町(山形市・米沢市・上山市・山辺町・白鷹町)がコラボレーションしたイベントがこの秋開催されます。
大河ドラマでもいよいよ天下分け目の関ヶ原の戦いへと展開し、山形県ゆかりの地もこれから登場していきます。 「5市町コラボイベント・秋の陣」で一足先にいざ出陣!! □最上・上杉ゆかりの地「5市町コラボイベント・秋の陣」 □会期:9月13日(日)〜27日(日) ◎9/13(日) ●畑谷城交流祭(山辺町) 時間:10:30〜20:00 会場:畑谷城跡付近 親子ウォークラリー、交流アトラクション、畑谷城史跡巡りなど ●大河ドラマ「天地人」シンポジウム 時間:13:30〜16:30 会場:山形テルサ・ホール 入場無料・事前申込(先着500名) 小和田哲男氏基調講演、パネルディスカッションなど ◎9/18(金)〜27(日) ●越後・会津・置賜「天地人うまいもの市」 会場:伝国の杜広場 ◎9/19(土) ●長谷堂「天地人」祭り(山形市) オープニングイベント、芋煮振る舞い、天地人パネル展示など ●かみのやま温泉全国かかし祭(上山市)〜27(日)まで 上山市市民公園にてたくさんのかかしが登場 ●上山秋まつり(上山市) 市内巡行 ●第33回白鷹鮎まつり(白鷹町) 10:00〜17:00 道の駅白鷹ヤナ公園 ◎9/20(日) ●長谷堂「天地人」祭り(山形市) 木目込み人形(最上義光兜)講座(事前申込)10:00〜14:00 芋煮振る舞い、天地人パネル展示など ●かみのやま温泉全国かかし祭(上山市)〜27(日)まで 上山市市民公園にてたくさんのかかしが登場 ●上山秋まつり(上山市) 市内巡行 ●御輿渡御行列・ふるさと秋祭り「踊りの山車」(上山市) ●第33回白鷹鮎まつり(白鷹町) 10:00〜17:00 道の駅白鷹ヤナ公園 ●しらたか工芸体験まつり(白鷹町) 深山地区伝統工芸の村 ●白鷹町食の文化街道 うんまえもの茶屋 ◎9/21(月) ●長谷堂「天地人」祭り(山形市) 天地人ゆかりの地ハイキング(事前申込)9:00〜14:00 芋煮振る舞い、天地人パネル展示など ●かみのやま温泉全国かかし祭(上山市)〜27(日)まで 上山市市民公園にてたくさんのかかしが登場 ●上山秋まつり(上山市) 市内巡行 ●第33回白鷹鮎まつり(白鷹町) 10:00〜17:00 道の駅白鷹ヤナ公園 ●しらたか工芸体験まつり(白鷹町) 深山地区伝統工芸の村 ●白鷹町食の文化街道 うんまえもの茶屋 ◎9/22(火) ●長谷堂「天地人」祭り(山形市) 木目込み人形(最上義光兜)講座(事前申込)10:00〜14:00 天地人パネル展示など ●かみのやま温泉全国かかし祭(上山市)〜27(日)まで 上山市市民公園にてたくさんのかかしが登場 ●第33回白鷹鮎まつり(白鷹町) 10:00〜17:00 道の駅白鷹ヤナ公園 ●白鷹町食の文化街道 うんまえもの茶屋 ◎9/23(水) ●かみのやま温泉全国かかし祭(上山市)〜27(日)まで 上山市市民公園にてたくさんのかかしが登場 ●第33回白鷹鮎まつり(白鷹町) 10:00〜17:00 道の駅白鷹ヤナ公園 ◎9/25(金) ●「天地人」公演宝船ツアー2009(米沢市) 18:30〜 伝国の杜置賜文化ホール ◎9/26(土) ●兼続どん丼まつり(米沢市) 11:30〜 伝国の杜広場 ●よねざわ食の陣〜牛牛まつり〜 11:30〜 松川河川敷 ●神田紫エコ講談「もったいない善兵衛」 14:00〜 伝国の杜置賜文化ホール ●よねざわ上杉戦国絵巻「夜の陣」 川中島合戦を夜バージョンで再現 18:00〜 松川河川敷 ◎9/27(日) ●兼続どん丼まつり(米沢市) 11:30〜 伝国の杜広場 ●無人販売「棒杭市2009」 10:00〜 伝国の杜広場 ●大河ドラマ「天地人」記念 全国まちづくりシンポジウム 13:00〜 伝国の杜置賜文化ホール ...もっと詳しく |
大河ドラマ「天地人」の放送記念イベントとして、全国まちづくりシンポジウム2009「天地人のこころを現代に活かす〜歴史を活かしたまちづくり〜」が開催されます。
大河ドラマ「天地人」の脚本を担当している小松江里子さんと、NHKチーフプロデューサーの内藤愼介さんによる「天地人」対談のほか、「天地人」ゆかりの3市の市長によるパネルディスカッションが開催されます。 開催日:平成21年9月27日(日) 時 間:開場 午後0時30分 開演 午後1時 終了予定 午後3時30分 第1部 「天地人」対談 「大河ドラマ『天地人』と地域の活性化」 特別ゲスト:小松江里子氏(大河ドラマ「天地人」脚本家) 内藤愼介氏(大河ドラマ「天地人」制作統括) 第2部 パネルディスカッション 「天地人を活かしたまちづくり〜次の一手〜」 コーディネータ:堀内史子氏(旅館招湯苑・女将) パネラー:菅家一郎氏(会津若松市長) 井口一郎氏(南魚沼市長) 安部三十郎氏(米沢市長) 会 場:伝国の杜 置賜文化ホール(米沢市丸の内1−2−1) 入場料:無料(入場整理券が必要です) 定 員:500名 主 催:全国まちづくりシンポジウム実行委員会 共 催:大河ドラマ「天地人」米沢市推進協議会、米沢市歴史団体連絡協議会 後 援:米沢市教育委員会 入場整理券の配布方法について 米沢市役所・伝国の杜・置賜総合文化センターにて整理券を配布しております。 お問合せ:米沢市天地人推進室 電話0238-22-5111 内線2809 ...もっと詳しく |
出羽の虎将最上義光と上杉の智将直江兼続との激戦が行なわれた「慶長出羽合戦」。その戦いの地・畑谷城址では城主・江口五兵衛光清が自刃して果てました。大河ドラマ「天地人」を記念して「畑谷城交流祭」が開催されます。
□日時:平成21年9月13日(日) 10:30〜20:00 □会場:畑谷城址入口(ごへえ宿)周辺 ●江口五兵衛光清公の法要 10:30〜 ●親子ウォークラリー 10:30〜12:00 ※参加申し込みが必要(申込締切は9/11(金)まで) ◎<第一部イベント>畑谷城交流アトラクション ●郷土芸能披露 13:30〜 ●畑谷城史跡めぐり 15:00〜17:00 ※参加申し込みが必要(申込締切は9/11(金)まで) ◎<第二部イベント>畑谷城攻防戦・戦没者鎮魂イベント ●畑谷城ミニコンサート 17:00〜 ●灯ろう流し 18:30〜 ●閉会 20:00 ■無料シャトルバス運行 山辺駅 ⇔ 山辺町役場 ⇔ 会場(畑谷ごへえ宿) ▼問合せ・申し込み:山辺町観光協会 TEL023−667−1106 ...もっと詳しく |
天下分け目の関ヶ原合戦と時を同じくして、慶長出羽合戦と云われた「長谷堂合戦」が行なわれました。出羽の虎将・最上義光と上杉の智将・直江兼続との激戦が繰り広げられた戦いです。
大河ドラマ「天地人」放送を記念して、戦いの場となった長谷堂の地で「天地人祭り」が開催されます。 □期間:平成21年9月19日(土)〜22日(火) □会場:長谷堂城跡公園・本沢公民館 □駐車場:会場及び会場周辺には駐車場がありませんので、 車で来場される場合は、臨時駐車場(西部工業団地内東北コーデンの裏)をご利用ください。 臨時駐車場及び山形駅西口から、天地人祭り会場までシャトルバスを運行いたします。 ◎長谷堂城跡公園会場 ●物産販売 9/19(土)〜21(月) 10:00〜16:00 ●イベント ・9/19(土) オープニングイベント、芋煮振る舞いなど ・9/20(日) 城山宝探し(長谷堂城跡を散策してお宝をゲット!) 11:00〜15:00(10:30〜14:30に受付、随時スタート) 新そばまつり 11:00〜15:00(笹盆ざる 1枚300円) ・9/21(月) 天地人ゆかりの地ハイキング(事前申し込み) 9:00〜14:00 (参加費300円) 対象:約5時間のハイキング及び軽登山可能な方20名(抽選) 申し込み:8月31日(必着)まで。 はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、「ハイキング」と記入し山形市観光物産課へ。 ◎本沢公民館会場 ●天地人パネル展示・観光コーナー 9/19(土)〜22(火)10:00〜16:00 ●イベント ・9/20(日)・22(火) 最上義光公の木目込み兜作り教室(事前申し込み) 9:00〜14:00 (定員20名) 費用:4000円(材料込) 申し込み:8月31日(必着)まで。 はがきに住所、氏名、電話番号、受講希望日、「木目込み」と記入し山形市観光物産課へ。 ■無料シャトルバス運行 9/19(土)・20(日)・21(月) 車で来場される場合は、臨時駐車場(西部工業団地内東北コーデンの裏)をご利用ください。 臨時駐車場及び山形駅西口から、天地人祭り会場までシャトルバスを運行いたします。 ●臨時駐車場(9:30〜15:00まで約20分毎運行)⇔長谷堂城跡駐車場(9:40〜17:00まで約20分毎運行) ●山形駅西口(9:30〜15:00まで約1時間毎運行)⇔長谷堂城跡駐車場(10:00〜16:30まで約1時間毎運行) ▼問合せ:山形市観光物産課 山形市旅篭町2丁目3−25 TEL 023−641−1212 ...もっと詳しく |
ナビゲータ山口良一さんが、やまがたの魅力を紹介している情報番組「やまがた発!旅の見聞録」で、「天地人ゆかりの地を訪ねて」と題して県内ゆかりの地を紹介されます。
第一回は山口良一さんが米沢市で直江兼続ゆかりの地を巡り、天地人博や林泉寺などを地元の人と触れ合いながらご紹介します。 ■やまがた発!旅の見聞録 <テレビ埼玉・千葉テレビ・テレビ神奈川・山形放送(YBC)> ■8月22日(土) 午前9時25分〜9時40分(山形放送の日時) 「天地人ゆかりの地を訪ねて〜米沢市〜」 ■8月29日(土) 午前9時25分〜9時40分(山形放送の日時) 「天地人ゆかりの地を訪ねて〜後編〜」 ▼放送後に動画が見られます 旅の見聞録 |
大河ドラマ「天地人」の放送記念イベントとして、大河ドラマ「天地人」シンポジウムを開催いたします。
NHK大河ドラマ「天地人」の時代考証をご担当されている小和田哲男氏の講演と、小和田氏をコーディネーターにお迎えし、奥羽の関ヶ原とも呼ばれる「慶長出羽合戦」についてのパネルディスカッションを開催します。 開催日:平成21年9月13日(日) 時 間:開場 午後0時30分 開演 午後1時30分 終了予定 午後4時30分 第1部 小和田哲男氏基調講演 「裏側から読みとく戦国武将 〜ドラマと史実のうそほんと〜」 第2部 パネルディスカッション 「もう一つの関ヶ原 慶長出羽合戦とは何だったのか」 コーディネータ:小和田哲男氏 パネラー:伊藤清郎氏(山形大学地域教育文化学部教授) 遠藤 英 氏(九里学園高等学校教諭) 会 場:山形テルサ ホール(山形市双葉町1−2−3) 入場料:無料(入場整理券が必要です) 定 員:500名 主 催:大河ドラマ「天地人」山形県推進協議会 共 催:大河ドラマ「天地人」米沢市推進協議会、NHK山形放送局 後 援:大河ドラマ「天地人」広域観光連携協議会 入場整理券の配布方法について 山形県観光振興課、各総合支庁観光振興室、やまがた観光情報センター、NHK山形放送局にて整理券を配布しております。 上記のほか、FAX、はがきでも受け付けいたします。【氏名・住所・郵便番号・電話番号・整理券の枚数】を明示してお申し込みください。後日整理券をお送りいたします。 ※たいへんご好評をいただき、規定の枚数に達したため、入場整理券の配布を終了させていただきました。どうもありがとうございました。 お申し込み・お問合せ 大河ドラマ「天地人」山形県推進協議会(事務局:山形県観光振興課) 郵便番号:990−8570 山形市松波2−8−1 電話:023(630)2373 FAX:023(630)2097 ...もっと詳しく |
永正21年(1524)〜慶長14年(1609)
綾姫。上杉景勝の生母で、上杉謙信の姉でもある。父は越後守護代長尾為景、母は虎御前。 坂戸城主長尾政景に嫁ぎ二男二女をもうけた。長男義景は10歳で早世、二男顕景は後の景勝、長女は上条城主・上条政繁に嫁ぎ、二女は上杉景虎(北条氏政の七男で謙信の養子)に嫁いだ。 夫政景の死後、才気煥発な少年樋口与六(後の兼続)を見出し、喜平次(景勝)の小姓として推挙。その後謙信の招きで、景勝とともに春日山城へと移り、景勝は謙信の養子となった。 仙洞院は、「御館の乱」で景勝と景虎(二女の夫)が争うことになり辛い立場に置かれながら、動乱の時代を景勝とともに歩んだ。 その後、景勝の移封に伴い会津そして米沢城へ移る。慶長14年(1609)2月15日、米沢城二の丸で死去。享年85。墓は米沢市林泉寺にある。 大河ドラマ「天地人」では、仙桃院、二女は華姫となっている。 |
清水光氏(しみずあきうじ):1582〜1614
最上義光の三男。のち義親(よしちか)。最上氏の一族であった清水義氏の養子となり、清水家を継ぎ清水城主となった。慶長出羽合戦では、長谷堂城を救援して上杉軍と戦った。その後の庄内攻略戦では、叔父の楯岡光直とともに総大将を務めた。若い時に豊臣氏の人質となっていたため、豊臣秀頼との繋がりがあり、大坂の役に際して内通を疑われた。兄の最上家親に清水城を攻められ、嫡子・義継ともども自刃した。 関連史跡:清水城址(大蔵村) 清水義氏(しみずよしうじ):1547〜1586 最上氏一族の清水氏6代目当主。清水城主。1565年に父・義高が大宝寺義増に敗れ、討死したため跡を継いだ。その後は最上義光と連携して大宝寺氏とたびたび争う。男子が無かったため、義光の三男・光氏を養子に迎えた。のちに娘の清水姫は義光の継室となった。 山野辺光茂(やまのべあきしげ):1588〜1664 最上義光の四男。のち義忠(よしただ)。慶長出羽合戦後に父・義光の命により山野辺城主となり、山野辺家の名跡を継いだ。山野辺の城下町整備や治水事業を行なうなど、優れた行政手腕を発揮して領民に慕われた。兄・家親が急死し、その子家信が藩主を継いだが、家信は若年で国政を執るには力不足で、光茂を当主に推す声が強くなった。このため家臣団がまとまらず、最上家改易の原因となった。改易により光茂も池田家に預けられた。後に水戸藩の家老となり、徳川光圀の教育係を務めた。 関連史跡:山野辺城址(山辺町) 上山光広(かみのやまあきひろ):1594〜1627? 最上義光の五男。のち義直(よしなお)。1616年に2万1千石にて上山城主となり、上山姓を名乗った。最上家改易により黒田家に預けられ、4,5年後に自害したと云われる。 関連史跡:上山城(上山市) 大山光隆(おおやまあきたか):1602?〜1623 最上義光の六男。1615年に2万7千石にて庄内大山城主となり、大山姓を名乗った。最上家改易により酒井家に預けられ、翌年広島にて自害した。 関連史跡:大山(尾浦)城址(鶴岡市) 長瀞義保(ながとろよしやす):?〜1591? 最上義守の次男。兄・義光が天童氏を攻め滅ぼすと、その命により天童氏を盟主として義光に対抗した最上八楯の一員である長瀞氏を継いだ。 関連史跡:長瀞城址(東根市) 長瀞光忠(ながとろあきただ):?〜? 義保の跡を継いで長瀞城主となる。1596年湯沢城に拠る楯岡満茂が小野寺義道の攻撃を受けた際、小国光基とともに救援に赴いて撃退した。 白岩光広(しらいわあきひろ):1589〜1672 長瀞義保の子。白岩義広の養子となり、白岩家を継いで白岩城主となった。1615年松根城を築城して城主となり、松根氏を称した。最上家親が急死した件を、楯岡光直による毒殺であると幕府に訴え出た。幕府は調査したが証拠が無く、光広を立花家へ配流する処分を下した。 関連史跡:白岩城址(寒河江市) 楯岡光直(たておかあきなお):?〜1629? 最上義守の三男。楯岡城主。楯岡満茂が湯沢城(湯沢市)に移り、湯沢氏を称するようになったため、その跡を継いで楯岡氏を名乗った。慶長出羽合戦では、長谷堂城を救援して上杉軍と戦った。その後の庄内攻略戦では、甥の清水光氏とともに総大将を務めた。最上家信が藩主となると、最上義光の四男・山野辺光茂の擁立に動いた。このため、最上家中は二分して混乱し改易された。改易後は細川家に預けられた。 関連史跡:楯岡城址(村山市) 楯岡満茂(たておかみちしげ):1556?〜1639? 楯岡城主。1586年横手城主の小野寺義道が侵攻してきた際、有屋峠で最上義康とともに戦い、苦戦の末にこれを撃退した。1595年逆に仙北地方に侵攻し、湯沢城(湯沢市)を攻め落とした。そのまま城主となり、湯沢氏を称した。 慶長出羽合戦のときは、小野寺氏に対する守備を担当した。のちに由利郡に移り、本荘城を築城、本荘氏を称して、最上家中の最高の4万5千石を領した。 関連史跡:本荘城(由利本荘市) 楯岡満広(たておかみちひろ):?〜? 満茂の弟。関ヶ原合戦後、兄に従って由利郡に移る。矢島城(由利本荘市)3千石を与えられた。最上家改易により兄弟ともに酒井家に預けられた。 氏家定直(うじいえさだなお):?〜1570? 最上家の宿老。天文の大乱時に、伊達に味方した主君・最上義守の名代として出陣した。義守とその嫡男・義光が争った際には、病身をおして調停に入り、義光への家督相続を実現させた。 氏家守棟(うじいえもりむね):?〜1591? 定直の子。知略に優れ、最上義光の懐刀と呼ばれた。最上義守・義光親子の争いに介入する伊達輝宗との和睦交渉を担当。謀略をもって天童氏や上山氏を攻略したほか、鮭延城攻めや観音寺城攻めなど各方面で活躍した。 成沢道忠(なりさわみちただ):?〜? 成沢城主。氏家守棟の従弟。最上義光と上山満兼・伊達輝宗連合軍が戦った柏木山合戦では、山形城南方の要となる成沢城を守備した。 関連史跡:成沢城址(山形市) 氏家光氏(うじいえあきうじ):1565?〜? 成沢道忠の子。氏家守棟の子が十五里ヶ原の戦いで戦死したため、守棟の養子となり氏家家を継いだ。最上義光の三女・竹姫を娶り、重臣として活躍した。慶長出羽合戦では、長谷堂城救援のため出陣した。 延沢満延(のべさわみつのぶ):1544〜1591 大力剛勇の武将。延沢城主。最上八楯の一員。はじめ天童氏に味方し、大いに最上義光を苦しめた。義光の長女を満延の子に嫁がせるという条件で、義光方に寝返った。このため天童氏は敗北。義光と力比べをしたときに、あまりの強さに桜の木にしがみついた義光を、その桜の木ごと引き抜いたという逸話をもつ。 関連史跡:延沢城址(尾花沢市) 延沢光昌(のべさわあきまさ):?〜? 満延の子。最上義光の長女・松尾姫を娶った。父の死後に家督を継ぎ、慶長出羽合戦では、長谷堂城救援のため出陣、続いて上杉領であった庄内地方を攻略した。その後、1614年清水義親討伐に参加、最上家改易後は加藤家に預けられた。 志村光安(しむらあきやす):?〜1609 最上義光の重臣。「いかなる強敵も彼の前には降った」と云われる最上家の知将。慶長出羽合戦の際には、長谷堂城を守備した。直江兼続率いる上杉軍2万に対し、篭城戦を展開。ついに守りきり上杉軍を撤退に追い込んだ。戦後、庄内侵攻戦に加わり、東禅寺(酒田)城主となった。 関連史跡:亀ヶ崎城址(酒田城址)・永泉寺の供養塔(遊佐町) 志村光清(しむらあききよ):?〜1614 光安の子。父の死後に家督を継ぎ、亀ヶ崎城主となる。最上義光が死去した後、最上家親の家督相続に反対した一栗高春に、鶴岡城内で襲われ斬殺された。 関連史跡:亀ヶ崎城址(酒田市) 鮭延秀綱(さけのべひでつな):1562〜1646 佐々木貞綱の子。鮭延城主。横手城主小野寺氏に仕えていたが、最上義光に攻められ降伏。その後は最上家家臣として活躍した。慶長出羽合戦では、副将として長谷堂城の守備にあたった。その最中、上杉軍に夜襲をかけて、直江兼続本陣を脅かすほどの戦果うぃ挙げ、兼続に「鮭延が武勇、信玄・謙信にも覚えなし」と言わしめた。 関連史跡:鮭延城址(真室川町) 庭月広綱(にわつきひろつな):?〜1650 佐々木氏(鮭延氏)の一族。鮭延秀綱が最上義光に攻められた際、同じく攻撃を受け降伏した。 関連史跡:庭月観音(鮭川町) 谷柏直家(やがしわなおいえ):1551〜1610 最上義光の小姓。片桐蔵人。谷柏館主。慶長出羽合戦では、飯田播磨守らとともに畑谷城救援に向う。途中、畑谷城が落城したことを知り、追われて逃げてきた領民達を保護した。上杉軍の追撃を防ぐために殿郡として戦っていた飯田が討ち取られたことを知ると、引き返して飯田の首を奪い返した。長谷堂城に隣接する谷柏館も上杉軍の攻撃を受けたが、よき防戦して守りきった。 関連史跡:谷柏館跡(山形市) 飯田播磨守(いいだはりまのかみ):?〜1600 実名不詳。天童八楯のひとつで、村山郡北部(村山市本飯田)を本拠地としていた。天正年間に村山郡南部に移封となり、飯田館を築いた。慶長出羽合戦では、畑谷城の救援に向った。途中、畑谷城が落城したことを知ったが引き返さず、追われて逃げてくる領民の救出にあたった。避難の時間を稼ぐために残って上杉軍と交戦し討死した。 関連史跡:飯田館跡(山形市飯田)・たらたら清水(最後の地/山形市) 江口光清(えぐちあききよ):1544?〜1600 畑谷城主。慶長出羽合戦の際、最上義光から山形城に退却するよう命令されたが、城を棄てるのは武士の名折れとしてこれを拒否し、直江兼続率いる上杉軍2万との徹底抗戦に出た。約3百の兵で奮戦したものの、畑谷城は落城し、全員討死した。連歌の才があり、義光の連歌会に何度も同席している。 関連史跡:畑谷城址(山辺町)・長松寺(供養碑/山辺町) 加藤清次(かとうきよつぐ):?〜1600 悪戸楯主。伊達政宗の母・保春院の警護役を務めた。親友の江口光清が畑谷城で討死したことに憤激し、長谷堂合戦に参陣したが、長谷堂城の北方で戦死。 関連史跡:掃部の碑(供養碑/山形市) 坂 光秀(さかあきひで):?〜1616 成沢城主。慶長出羽合戦では、援軍として長谷堂城に駆けつけた。戦後、東禅寺(酒田)城主となった志村光安に代わって、長谷堂城主となった。 関連史跡:清源寺・坂光秀の肖像画(山形市) 堀 喜吽(ほりきうん):?〜1600 最上義光の御伽衆。筑紫喜吽とも。筑前で生まれ、兵法家として諸国を巡り、今判官と称した。連歌にも長じており、義光とともに京での連歌会に出席している。慶長出羽合戦の際、撤退する上杉軍に対し、自ら先頭に立って追撃する義光を諌めたが、逆に臆病者と罵倒されたため、単騎で突撃した。上杉軍の鉄砲隊に撃ち抜かれ、義光の馬前で戦死、義光自身も兜に銃弾を受けた。 里見民部(さとみまんぶ):?〜1614 実名不詳。最上義光の誘いに乗り、上山城主・上山満兼と誘いを拒んだ兄・内蔵助を斬殺した。父の義近(越後守)が代わって上山城主となる。慶長出羽合戦では、上杉軍の別働隊4千を約5百の兵で奇襲し、撃退した。上杉側に城を明け渡す約束をしていたが、義近が軍奉行として山形城に入った(人質に取られた)ため、逆に奮戦したとも云われている。最上義康の廃嫡事件に関わり、上山城を退去。加賀前田家などへの士官を義光に妨害され、各地を流浪した末に尾浦城主・下吉忠に預けられた。将来に禍根を残すとして、義光が遺言し、義近、民部、民部の子の権兵衛(光正)など主従23名が切腹させられた。 関連史跡:上山城址(上山市)・天澤寺の里見主従墓地(鶴岡市) 草刈正辰(くさかりまさたつ):?〜1600 志摩守を称す。慶長出羽合戦の際に、上山城へ援軍として派遣された。山中に伏兵して上杉軍を待ち伏せし、隊列が延びたところを奇襲、大将・本村親盛を討ち取り、上杉軍を壊滅状態に追い込んだ(物見山の戦い)。勢いに乗じて、上杉側の拠点・中山城攻略のため攻め込んだが、上杉鉄砲隊の反撃を受け、戦死した(広河原の戦い)。 関連史跡:首塚(両軍の戦死者を祀る/上山市)・広河原古戦場跡(上山市) |
天文16年(1547)〜天正15年(1587)
新発田城主・新発田尾張守長敦の弟。新発田家は兄長敦が家督を継いだため、五十公野家を相続し、五十公野源太と名乗るが後に治長と改名。 謙信の死後勃発した「御館の乱」では景勝に味方し、戦功をあげ武名を轟かせた。 天正7年(1597)兄長敦が病死すると、生家の新発田家を相続。名を重家と改名。 「御館の乱」後の論功行賞で、恩賞を不服として景勝を見限り、信長に通じて挙兵。信長の支援を受け、新潟・沼垂などを占領し戦線を拡大していった。 しかし、天正10年(1582)信長が本能寺で自刃すると、秀吉と家康の抗争に乗じて勢力伸張を画策した重家は、両者の停戦で孤立したところを景勝に攻められ、新発田城は落城。天正15年(1587)自害。享年41。 |
天文15年(1546)〜天正10年(1582)
武田信玄の四男として誕生。母は側室諏訪御料人。上杉景勝の正室となった菊姫の兄でもある。 母方の諏訪氏の名跡を継ぐが、兄の武田義信の死により、武田氏の後継者として武田勝頼となり、元亀4年(1573)父信玄の死により家督を相続する。 信玄は病床で「孫の信勝が元服するまで後を継ぎ、甲・信・上・駿を束ねよ」と勝頼に遺して逝去した。勝頼は遺命を守るため諸国と戦うが、長篠の戦いで織田・徳川軍に惨敗。 勝頼は北条氏政の妹と結婚し北条氏と同盟を強化するが、後に北条氏と対立。天正7年(1579)上杉景勝に妹菊姫を娶らせ、上杉氏と同盟を結ぶが、天正10年(1582)織田・徳川軍の侵攻を受け自害。享年37。勝頼の代で武田家は滅亡。 |
首都圏で流している「天地人博2009」のテレビコマーシャルです。
その1「かねたん編」です。