戦国観光やまがた情報局

 慶長3年(1598)、米沢城主であった直江兼続によって開削された「朝日軍道」。この道路は、当時しのぎを削っていた山形城主最上義光の所領(現在の村山・最上地区)を経由せずに米沢ともうひとつの所領である庄内とを最短ルートで結ぶために開削されました。最上義光との出羽合戦で利用されたと云われていますが、多くは謎に包まれています。
 
 今回の公開学習会では、渡辺茂蔵氏の論文「朝日軍道についての一考察(1978年)」などに学びながら、「大山尾浦慰山階道みち行改長」を解読し、次の事を学習します。
1)朝日軍道の復元ルート選定
2)60kmに及ぶルートの踏査報告
3)慶長5・6年の志駄義秀の通行検証
4)軍道をめぐる上杉と最上の抗争
5)江戸時代後期に大朝日岳登山がタブーだった理由

「朝日軍道」や直江兼続に興味のある方は是非ご参加ください。


■日時:平成21年11月15日(日) 午後1時〜3時
■会場:置賜生涯学習プラザ2階 大研修室(長井市九野本)
    TEL 0238−84−6900
■事例提供
   (1)朝日軍道と長井山岳会(長井山岳会 竹田憲作氏)
   (2)朝日軍道の痕跡調査登山について(岩根沢清川仙人会 山田栄二氏)
   (3)朝日軍道と志駄義秀(置賜史談会副会長 青木昭博氏)
■参加費:無料(資料準備のため下記へお申込みください)
■申込先:新野祐子さん宛(白鷹町横田尻)
     TEL0238−85−0393
■締切 :11月5日(木)まで

日本三熊野の一つに数えられ、東北のお伊勢として信仰を集めています。
江戸時代初期、北条郷(南陽市)代官の安部右馬助綱吉、息子・綱正が再建に尽力し、米沢城の東北にあたる鬼門の鎮守として大切に守られてきました。
慶長9年(1604)の熊野宮建立棟札に「大旦那 直江山城守」の記録が残っています。

▼交通:JR赤湯駅から車で約10分
    フラワー長井線宮内駅から徒歩で約10分
    東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約10分
▼駐車場:有り(無料) 大型バス・自家用車可
▼拝観料:なし
▼所要時間:20分
▼トイレ利用可
▼問合せ:熊野大社(南陽市宮内3476−1 TEL0238−47−7777)

▼地図:Google Maps

宮内館、宮内城、三桜城ともいい、慶長3年(1598)3月、上杉氏の国替えに伴い信州飯山の尾崎三郎左エ門尉重誉(兼続の母方の実家)が配置され、その後色部竜松丸(興三郎光長:兼続の妹婿)が城代となりました。
隣接する慶海山館は双松公園として整備され、6月はバラまつり(双松バラ園)が開催されます。

▼交通:JR赤湯駅から車で約10分
    フラワー長井線宮内駅から徒歩で約15分
    東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約10分
▼駐車場:有り(無料) 大型バス・自家用車可
▼入場料:なし
▼主要時間:30分
▼トイレ利用可
▼問合せ:南陽市教育委員会社会教育課 TEL 0238−40−3211(観光については商工観光課)

初代館長・宮坂善助氏が収集した米沢・置賜地方の考古学資料や藩政歴史・民俗資料など約700点を収蔵しています。

とりわけ刀剣、槍、米沢藩火縄銃、江戸城屏風、考古資料など旧米沢藩に関するものが多く、特に上杉謙信・上杉景勝・直江兼続の愛用した甲冑・武具や、置賜地方の埋蔵文化財など貴重なものが収蔵・展示しています。
また、かぶき者と異名をとった前田慶次所用の甲冑も見られます。

▼交通:JR米沢駅から車で約5分
    東北中央自動車道米沢中央ICから車で約5分
▼駐車場:有り(無料) 大型バス・自家用車可
▼入館料:有り
▼入館時間:午前10時〜午後5時(10月〜3月は午後4時まで)
▼所要時間:20分
▼休館日:毎週月曜日、祝祭日の翌日
▼トイレ利用可
▼問合せ:宮坂考古館(米沢市東1−2−24 TEL0238−23−8530)

▼地図:Google Maps


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永禄元年(1558)〜慶長9年(1604)
 武田信玄の五女。宿敵だった武田と上杉との同盟を条件に、天正7年(1579)上杉景勝と結婚。
 その後、織田信長に武田家を滅ぼされ、帰る故郷を失った菊姫は景勝の正室として、奥向きの諸経費節約を奨励するなど夫を陰で支え、家中からの信頼も厚かった。
 秀吉の人質政策によって永く京に滞在し、景勝の米沢移封の際も当地へは行けず、一人伏見での生活を余儀なくされた。
 菊姫には子がなく、側室が懐妊したあと、病に付し慶長9年(1604)伏見屋敷で死去。享年47。墓は米沢市林泉寺にある。

京都の切戸の文殊、奈良の安倍の文殊とともに日本三文殊の一つとして有名です。
慶長7年(1602)、兼続が実弟の大国実頼や安田能元、岩井信能、前田慶次といった武将たちを集めて歌会を催しており、その時の和歌や漢詩が「直江兼続等詩歌百首帖」として奉納されています。

▼交通:JR高畠駅から車で約10分
    東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約15分
▼駐車場:有り(無料) 大型バス・自家用車可
▼拝観料:なし
▼所要時間:30分
▼トイレ利用可
▼案内:ガイドによる案内可(有料:予約制)
▼問合せ:亀岡文殊別当大聖寺(高畠町大字亀岡4028−1 TEL0238−52−0444)
     ガイド「まほろばの里案内人」(高畠町観光協会 TEL0238−57−3844)

▼地図:Google Maps

米沢市南西部、大樽川(鬼面川)と小樽川の合流地点に位置する丘陵上に築かれた山城です。一説には伊達家統治時代の「米沢城」ともいわれていますが、通説では伊達政宗の父・輝宗が、政宗に家督を譲ったのち、この舘山城に隠居したといわれています。

天然の要害となっているため、戦時にはこの城に拠って戦う計画であったらしく、麓には伊達家臣団の屋敷町が取り巻いていました。
平時は、政務を執るのに便利な平城の米沢城、戦時は、守りやすい山城の舘山城というように役割が分かれていたようです。

上杉氏の時代となると、舘山城は使用されませんでしたが、麓の屋敷町はそのまま上杉家臣団の屋敷町となりました。

山の中腹に見えるのは、東北電力舘山発電所です。

 山形城は最上氏の祖・斯波兼頼が、延文2年(1357)に築城したと伝えられ、現在の城郭は11代当主最上義光(よしあき・最盛期57.5万石)によって築いたものが原型とされています。
 義光の代、慶長5年(1600)の関ヶ原合戦の時、山形領に攻め込んだ上杉方の直江兼続が山形城を望んだところ、霞がかかって所在がしれなかったことから「霞ヶ城」と呼ばれたといいます。
 現在は霞城公園(かじょうこうえん)として市民に親しまれており、平成3年(1991)には東大手門が完成し、現在も復元作業が続けられています。

▼交通:JR山形駅から徒歩で約10分
    山形自動車道山形蔵王ICから車で約15分
▼駐車場:霞城公園駐車場利用(無料) 最上義光歴史館向側・観光バス専用駐車場(無料)
▼随時入園可能 ※東大手門の開門時間は5:00〜22:00
▼所要時間:30分
▼トイレ:公園内トイレ利用可
▼案内:ボランティアガイドによる案内可(予約制)
▼問合せ:山形市観光案内センター TEL023−647−2266

▼地図:Google Maps
NHK山形放送局と大河ドラマ「天地人」山形県推進協議会では、
直江兼続を主人公とした来年の大河ドラマ「天地人」原作者の
火坂雅志氏による講演会を開催します。

火坂先生が、直江兼続が上杉謙信から受け継いだ「義」の精神、
そして、兜の前立てに掲げた「愛」の意味について、熱く熱く語ります。
先日開催された米沢の講演会では、熱く語りすぎて予定時間をオーバーし、
帰りの新幹線に間に合うかな?とスタッフが心配するほど!
大河ドラマ放送開始前にぜひお聴きください。

 演 題 : NHK大河ドラマ「天地人」を語る〜直江兼続の義と愛〜
 期 日 : 平成20年12月5日(金)
 場 所 : 山形テルサ アプローズ
 開 場 : 午後5時30分
 開 演 : 午後6時
 定 員 : 400名 入場無料 ※整理券が必要です

入場整理券について
 11月10日(月)から、NHK山形放送局、NHK文化センター山形教室、山形県観光振興課にて整理券の配布を行います。
 また、NHK山形放送局にて電話・FAXでのお申し込みも受け付けます。郵便番号・住所・名前・電話番号・希望枚数を明記のうえお申し込みください。後日、入場整理券を郵送します。

≪申込先・問合せ先≫
 NHK山形放送局 電 話:023−625−9510
             FAX:023−625−9764
「天地人」原作者 火坂雅志氏の講演会が開催されます。
 演 題 : 「天地人を語る 直江兼続の義と愛」
 月 日 : 平成20年10月17日(金)
 場 所 : 置賜文化ホール(伝国の杜)
 開 場 : 午後6時
 開 演 : 午後6時30分
 定 員 : 500名(先着順)入場無料 ※整理券が必要です

 講演会終了後に、「天地人」の即売会及び火坂先生のサイン会を行います。
 原則、即売会で本をご購入された方が対象になります。

 ≪整理券について≫
 10月1日から、米沢市役所1階総合案内窓口、3階総合政策課と伝国の杜受付で整理券の配布を行います。整理券はお一人様2枚までとなります。
 このほか、FAX、メール、はがきで【氏名・住所・連絡先電話番号・整理券の枚数(2枚まで)】を明示してお申込みください。後日整理券をお送りします。

 ≪申込先・問合せ先≫
 米沢市役所総合政策課天地人推進室
 〒992−8501 山形県米沢市金池5−2−25
 電 話 0238−22−5111
 FAX 0238−24−4540
速報!只今開催中の横浜松坂屋「第25回山形県の物産と観光展」では、大河ドラマ「天地人」コーナーを設け、「愛」の兜やのぼり旗、ポスター等を展示し、PRしております。

会場では米沢市の織絵夢人館が出展し、「愛」ネクタイなど関連グッズを販売しています。
3/17(月)まで開催しておりますので、是非いらしてください。

■横浜松坂屋「第25回山形県の物産と観光展」
 会  期:平成20年3月12日(水)〜17日(月)
 開催時間:10時30分〜19時(最終日18時)
 会  場:横浜松坂屋本館5F催事場
 主  催:山形県の観光と物産展実行委員会
 http://www.matsuzakaya.co.jp/yokohama/fair/m080311_01.html
堀立川に注ぐ取入れ口で、猿尾の名は、その堰口の構造が猿尾留の工法を用いたところから名づけられました。

諸堰の中でも特に難しい工事だったため、直江兼続は、工事に先立って安山岩の大石を流れに据えました。

▼交通:JR米沢駅から車で約10分
▼地図:Google Maps

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明治のはじめ、酒田市吉田地区の円通寺に檀信徒の寄進により、亀ケ崎城(酒田城)の搦手門が同寺の山門として移築されました。

現存する唯一の亀ケ崎城の構築物となっています。

▼交通:JR酒田駅から車で約15分
▼地図:Google Maps

越後米沢街道・十三峠は、大永元年(1520)に伊達14代の稙宗(たねむね)により、大里峠が開かれたのが始まりです。明治11年(1878)には、イギリスの旅行家イザベラバードがこの十三峠を通り、当時の様子を「日本奥地紀行」に記録しています。
現在は黒沢峠や萱野峠などに敷石道が残っており、多くの人が当時の面影を求め訪れています。

▼交通:JR小国駅から車で約10分〜20分
    東北中央自動車道南陽高畠ICから車で約60分程度
▼駐車場:有り(無料) 自家用車可(各峠とも多少のスペースあり)
▼所要時間:45分
▼案内:白い森案内人によるガイド可能(有料・予約制)
▼問合せ:小国町観光協会 TEL0238−62−2416

▼地図:Google Maps

平成20年5月25日(日)、『駅からハイキング「ドラマチック戎市」と「直江兼続」』が開催されました。今回の参加者は約80名。米沢駅を出発して、直江兼続ゆかりの史跡を巡りました。歩いて見て回ることで、普段は見落としがちな城下町の趣きを感じることができます。先導役は、今回のプランを企画した米沢商業高校の生徒さんです。