株式会社長井製作所

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子供が大きくなったのに、家内は毎年、雛飾りを出してくる。十数年前、娘達が中学生、高校生で、雛人形を出して当然という時期に、忙しさにかまけて出さなかった時があった。その年の初夏、倅が交通事故に遭遇し、脳挫傷という重傷を負った事があり、「するべき時にするべき事をしないと、又、悪い事が起きる」と言って、家内は以来、毎年、時期になると雛飾りを出している。
私にとって、倅の事故は、会社の決算や、他団体の総会などで超多忙な時で、欠席裁判で会長職を引き受けさせられたりして、思い出したくもない事故であるが、「験担ぎ」と言われると従わざるを得ない。
世間一般には、雛祭りの飾りを長期に飾っておくと、「娘の縁が遅くなる」と言われている。個人的な「験担ぎ」と同時に世間的な「験担ぎ」も大事にせねばなるまい。
2011.03.03:長井製作所:count(4,085):[メモ/社長ブログ]
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