長井市は名水の郷。朝日山系の山々を源とする豊かな水が、美味し
い農産物や食品を育んでいます。日本酒もその1つ。
長井市では寺嶋酒造本舗、東洋酒造、長沼合名会社の3つの酒造業
者が美味しいお酒を作り続けています。この冬は惣邑、惣右衛門な
どのお酒をつくる長沼合名会社さんにお邪魔し酒造りを少~し
見せていただきましたv('▽^*)
▼長沼合名会社さん
初めて訪ねたのは1月5日。ちょうど火祭(おひまつ)という火の
神様にお祈りを捧げる日でした。年末年始の大雪に囲まれ、キーンと
冷えた蔵の中で、惣邑の酒こうじのための蒸米が行われていて
モクモクと上がる白い湯気が印象的でしたヽ(▽⌒*)
▼モクモクとあがる湯気。何となくいい匂いがします
▼蒸し上がると熱々のお米を一気に広げていきます
手作業の素早い動きにびっくりですw(*゚o゚*)w
▼蒸しあがった酒米。ご飯とは違う感じです(^_^)
酒造りには一、麹(こうじ) 二、?(もと) 三、造りと言われ
る重要な要素があって、この作業もとても大切な工程の1つだと
教えてもらいました。
長沼合名会社さんは大正5年に酒造業を創業。それまでは呉服屋や
養蚕業をやっていて現在の社長が12代目。酒造りを始めて3代目
になるそうです(御当主は代々惣右衛門さんです)。
▼もろみを温めるのに使った暖気樽(だきだる)などの古い道具
や昔のラベルを見せていただくことができます。
(あやめまつりの頃は古い写真もレイアウトされていました)
現在は社長の娘さんご夫妻を中心に、5人ほどの人数で酒造りを行
っています。手作りにこだわり、丁寧な酒造りを心がけているそう
です。
▼伝統を受け継ぎ酒造りにとりくむ長沼 伸行さん、真知子さんご夫妻
現在は創業当時から作られている誉小桜など、約10種類のお酒を
作っているとのこと。長沼さんのお酒は食事と一緒に飲むのにぴっ
たりで、刺身などはもちろん、山菜や山形の郷土料理、特に醤油を
使った料理との相性は抜群だそうです!
お二人のお話を是非動画でご覧ください!
2月に入ってから訪ねると“搾り”の作業が行われていました。
※詳しくはこちらから
▼圧搾機の下の方にお酒をつめた袋を並べていきます
伺った日は一般酒の搾り。歴史を感じる圧搾機でゆっくり搾ります。
お酒によっては圧搾機を使わずに袋をたてて、そこから滴る雫を斗
瓶で集める斗瓶搾りをするものもあるのだそうです。う~ん、贅沢
ですね!
長沼合名会社さんの酒造りは10月~4月の半年間行われ
ます。今期の新酒も出ていますので、是非お試し下さい。
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※ネットショップやまがたタス物産館はPC専用です。携帯電話で買物
ができるようになるまでもうしばらくお待ちください。
※未成年への酒類の販売は行っておりません。
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【長井の酒蔵①~長沼合名会社】
2010.03.01:nagai-fan:[長井のうまいもの]