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長井古写真物語 58 ポスター2種 パート2

  • 長井古写真物語 58 ポスター2種 パート2

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み取ります。

長井市名誉市民の長沼孝三氏のポスター作品を紹介します。

昭和17年の制作。戦時色が強くなった時期のものです。

昭和13年ごろ制作と考えられています。バックの歌詞「かすむ雪洞 夜毎に招く・・・・・・」は昭和8年に観光のために作られた「長井音頭」の一節です。

(トップ写真は、文教の杜コレクション「ガラス瓶」です)

 

2014.04.21:n-old:[歴史的建造物]

長井古写真物語 57 ポスター2種 パート1

  • 長井古写真物語 57 ポスター2種 パート1

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み取ります。

今回紹介するポスターは、いずれも年代はわかりません。

つつじは、立木つくりですから、750年の樹齢を誇る「七兵衛つつじ」をデザイン化したものと考えられますバックに青色で描かれているのは、「西置賜郡招魂碑」をデザインしたもの。この招魂碑は明治39年に建立され、名物にもなりましたが、昭和18年の金属供出で台座を含めて撤去されました。つつじ公園と呼ばれたのは明治43年からです。昭和12年の制作と考えられているポスターです。

 

タイトルが「白つつじの長井町」、サブタイトルに「松ケ池公園」とあります。右側には西置賜郡招魂碑が左側には、明治28年建立の「日清戦争の気功碑」がデザインされています。

(トップ写真は、文教の杜コレクション「ガラス瓶」です)

 

2014.04.18:n-old:[歴史的建造物]

長井古写真物語 56 ポスター3種 パート2 

  • 長井古写真物語 56 ポスター3種 パート2 

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み取ります。

今回は、山形運輸事務所で制作したポスター3種を紹介します。運輸事務所とは、国有鉄道の地方機関で現業機関を直接管轄するところで、明治40年から昭和17年まで開設、その後名称が変わっていきました。観光地までの運賃をそれぞれ記入していたようです。あやめまつりは、それほどに鉄路を巻き込むほどのにぎわいがありました。

昭和8年の制作。原画は長井高等女学校の教諭・浦とし氏です。昭和5年に山形新聞社主催の「山形県一 十秀決戦リレー投票」で「あやめ公園」が名所の部で第1位となってから、国鉄も大々的に宣伝に乗り出しました。唯一、作者名と年代が判明しているポスターです。左側には、掲示する駅で直接記入する形で、運賃の記載があります。

 

制作年不詳。

制作年不詳。

味があるポスターです。

(トップ写真は、文教の杜コレクション「ガラス瓶」です)

 

 

2014.04.17:n-old:[歴史的建造物]

長井古写真物語 55 ポスター3種

  • 長井古写真物語 55 ポスター3種

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み取ります。

 もうすぐ、桜が咲きますが、長井市には独自の桜ポスターは平成に入ってからです。つつじとあやめのポスターは昭和初期からありました。その中から年度のわかるポスター紹介しましょう。

昭和32年の観光ポスターです。当時は、つつじとあやめを同時に宣伝し、「花の長井」としてPRしていました。開花期を見ますと、白つつじ・あやめとも現在より10日くらい遅いようです。

昭和37年のあやめまつりポスター。

昭和38年のつつじまつりポスター。

いずれのポスターも絵画のようです。タイトル文字も独特で、今見ても新鮮です。秋鉄の文字がありますので、国鉄の駅舎でも宣伝していたようです。ポスターに写真が使用さたのが昭和41年ですが、復刻版を作ってみるのもおもしろいかもしれません。

 

2014.04.16:n-old:[歴史的建造物]

長井古写真物語 54 長井橋と長井大橋

  • 長井古写真物語 54 長井橋と長井大橋
長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。

長井橋と長井大橋は、昭和に入り木橋から鉄橋に架け替えられました。ワーレン式トラス4連の堂々たる威容を誇っていました。いづれの橋も、現在はありません。開通は同時に、昭和6年12月12日でした。



昭和6年12月に竣工した「長井橋」。同時に「長井大橋」も竣工しました。長井橋の前身は、明治15年のことで西置賜郡内の松川(最上川)に初めて架けられました。当然に木橋でした。


上記写真の左側に写っている照明灯。長井大橋のものとは、デザインが違っています。


長井大橋の渡り初め時の記念写真。左に旧長井大橋が写っています。全長は232.8メートル、幅5メートルです。そして世間の注目を浴びたことは、最上川にわずか1.5キロメートルをを隔てて最新の鉄橋が二つ同時に出現したことでした。長井大橋が初めて架かったのは明治16年の時でした。


上記写真左側のアップです。照明灯のデザインは、なかなかのものです。


(トップ写真は、文教の杜コレクション「ガラス瓶」です)
2014.04.15:n-old:[歴史的建造物]