古写真から情報を読み取ります。長井の昔を楽しんでください。「長井市文教の杜」に保管している古写真のコレクションを紹介します。
市章の図案を公募。昭和30年6月のことである。昭和29年11月15日に新生・長井市が誕生したが市章はまだ無かった。「ふるつてご應募ください」と市報で大々的に呼びかけた。賞金は一等が5千円、二等が千円、佳作が商品となっている。締め切りは7月15日で、385点の図案が寄せられた。その図案が貼り出されたのが写真だ。審査風景かもしれないが、さだかではない。
1等賞には「長井市横町 大沼喜三郎氏」。その図案が下記の写真だ。
昭和30年9月25日発行の市報に掲載された。以降、駅前道路に整備された歓迎ゲートにも採用されたが、市章にはならなかった。その理由の記載はないが、その8年後、長沼孝三氏によるデザインの現在の市章が制定された。合併後9年後のことである。