ながいまちなみ物語 古地図編6

  • ながいまちなみ物語 古地図編6

長井の街並み編。第1回から数回古地図が出てきます。めまぐるしく街並みが変わります。本地図は昭和9年6月2日に発行された「長井町勢要覧」に添付されている地図です。駅前通りから南側、小出地区。

 

 

 

長井登記所

 

長井郵便局 この名称は明治36年から使用された。本町に局を新築したが、狭隘となったため改築、昭和7年7月だった。この局舎は、昭和37年まで使用され、その後栄町に移転するこことなる。

 

郡是製糸場 大正9年、羽陽館両角製糸場を買収、用地と工場の規模を拡大して2月1日に操業を開始した。昭和10年には設備釜数505、従業員1021人、購繭数量341622〆、生産高41914〆、純損益金171770円を誇った。 

 

羽陽銀行長井支店

 

長井演芸館 開館は大正6年。この建物は、山形県庁(現文翔館)の落成を記念して、県庁を中心に開催された「奥羽六県連合共進会」の会場に建設された「演芸館」を、長井町の有志が払い下げを受けそのまま移築したもの。白亜の威容を誇り長井名勝にもなった。 

 

松ケ池公園 明治29年に開園。つつじ公園と呼ぶようになったのは明治43年だ。

 

三由軒製糸場 つつじ公園の整備推進に寄与した横山孫助氏が明治20年に立ち上げ、明治28年には四ツ谷に工場を新設。昭和17年の企業整備令で幕を閉じた。 

 

県立長井中学校 県立長井中学校は、大正9年に創設、校舎は大正10年10月15日に竣工した。昭和44年に全面改築されたが、講堂は移築されている。

 

常設常盤館 昭和3年夏に開館した映画館。開設当時は第7ときわ館として営業した。昭和7年ごろには、今泉に第8ときわ館を開館していた。

 

(資料:文教の杜、長井市史)

 

2014.07.29:n-old:[歴史的建造物]