長井の街並み編の古地図を数回掲載します。古地図編3に続く大正3年の地図。駅前通りから南側、小出地区のものです。
道路沿いの番号の店等は下記に。
①松ケ池公園 明治29年、小出公園と呼んでいた場所を立原和愛によって松ケ池公園と名つけられました。明治26年には何もなかった皇大神社東側に造園していった。池を掘って松ケ池公園と名付けられことから明治29年には松ケ池があったが、ひょうたん池はまだない。池の東には明治30年4月に建立された征清記念碑と明治38年11月建立の西置賜郡招魂碑が記載されている。演芸館の記載はないが、大正6年築なので、3年後である。
■郡是製糸場 手書きで「羽陽館」を「郡是」に直しているが、郡是は大正9年操業なので、9年以降に手書きされたものと考えられる。郡是製糸株式会社は、大正8年11月に「羽陽館両角製糸所」を買い取り、長井工場が誕生、大正9年2月1日に操業開始した。
(資料:文教の杜、長井市史、続長井夜話)