長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。
昭和46年2月1日、市庁舎前に近代的な消防庁舎の開庁式が行われました。工事は昭和45年夏から進められたもので、工事費は2,980万円。これまでの庁舎は市の中心部にあって老朽化が著しいことと交差点付近だったことから、緊急出動の際はいつも交通の障害となり悩まされていたようです。建物は、鉄筋コンクリート二階建て、延べ面積は675.29平方メートル。事務室をはじめ通信室、夜間勤務署員の仮眠室、消防車車庫、会議室で構成されていました。
ポンプ車2台、救助車1台、救急車1台がいつでも出動できるように待機しています。無線塔や非常サイレンなど近代的な設備も備え非常時に備えます、と市報で広報しています。ちなみに、車庫の左側に救急車がありますが、これは昭和45年2月28日に購入したもの。応急手当などができる医療器具や酸素吸入用ボンベなど救急に必要なものを備えています。今まではジープワゴンを改造したものでした。
(トップ写真は文教の杜コレクションのガラス瓶です)