来週3月3日といえば「桃の節句」。
ご自宅にお雛様を飾られている方も多いのではないでしょうか(*^_^*)。
山形県内でも、最上川舟運文化によってもたらされた「お雛様」が大切に保管され、
この時期には様々なところでご覧になれます。
質素倹約を徹底していた米沢藩が治めていたここ置賜地区では、
なかなか「お雛様」を所有していることを公にできず、
ひっそりと家族で楽しまれていたといわれています。
そのため、県内の他の地区に比べて、現在ご覧になれるお雛様も限られているようです。
そんな貴重な置賜地区のお雛様を展示する『おきたま雛回廊』を、現在開催しています。
長井市舟場にある『山口家』でも、いよいよ今週末からお雛様の展示が始まります!
こちらのお雛様は、もともとご夫婦のご趣味として集められていたお雛様が少しずつ増え、
知人から見せてほしい!とお声かけられることが多くなり、
ご自宅の一角を開放して展示するようになったんだそうです。
奥様は、「うちは代々伝わったものを飾っているわけではないので・・・」
とおっしゃるのですが、一度見たらそのお雛様の種類と数の多さに圧倒されてしまいます((+_+))
展示の準備が進んでいるようですので、一足先に見学させていただきました(*^。^*)
▲入り口にも、出迎えてくれるお雛様と、可愛らしいお顔の「木目込雛」が展示されています♪
▲広い室内には、所狭しと雛人形が飾られ、畳敷きなので座ってゆっくり見学できますよ。
▲上の「古今雛」「享保雛」「次郎左衛門雛」の他、「稚児雛」「寛永雛」など江戸時代初期~明治時代にかけて作られた雛人形が並び、そのお顔立ちやお着物など、見比べるのも楽しいですよ♪
▲こちらは雛の原形ともいわれる「這子(ほうこ)」や「立雛」など、とっても珍しい雛も(@_@;)
▲京の御所を模した「御殿飾り」や、京の雅な遊び「貝合わせ」の実物もご覧になれます。
▲本来は脇役の「雛道具」である、屏風や几帳、雪洞(ぼんぼり)や箪笥(たんす)・長持、牛車(ぎっしゃ)の細工の精巧さと美しさといったら・・・必見です!!
こちらに展示されているお雛様の種類は、「這子(ほうこ)」「立雛」「享保雛」「次郎左衛門雛」「古今雛」「御殿飾り」などといった、江戸時代初期から明治時代にかけて作られた雛が並び、その時代の移り変わりが見れる貴重なお雛様の数々です。やはりその種類の多さや珍しさは口コミで評判となり、年々訪れるお客様が増えているようです。
今回は特別に撮影させていただきましたが、人形を保管・展示するために光は厳禁のため、撮影はお断りさせていただいております。室内も日光を遮断し、人形に影響の少ないライトや、加湿器などで湿度管理をして、人形を大切に大切にしていらっしゃいます。
写真撮影はご遠慮くださいますようお願いいたしします
初めてお雛様をご覧になる方や、珍しいお雛様についてお聞きになりたい方は、
お気軽に奥様にお声をかけていただくと、詳しくご説明いただけますよ~(^o^)
また、素晴らしいお雛様をご覧になった後には、2階にあるお休み処にお茶のご準備がありますので、
ご自由にお茶をご一服どうぞ♪
皆さん是非いらしてくださいね~(^_-)
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山口家 ※個人宅
■住所/長井市舟場25-34 ※山口製作所隣り
自宅隣の建物入口「雛の宿 幸(さち)」の看板が目印です。
■展示期間/3月1日(日)~31日(火)
■営業時間/9:00~16:00
■定休日/なし(開催期間中は無休)
■入館料/無料
■お問い合わせ/0238-84-2830
※展示期間の時間内でのお越しの際は、事前のご連絡は不要です。
※展示会場周辺に掲示している「やまがた花回廊キャンペーン」のピンク色ののぼり旗を目印にお越しくださいね。