6月9日(月)~6月11日(水)の日程で、樹木医の先生をお招きし、久保桜の樹勢回復作業を行いました(^^)
桜は古木になると幹の中心部が朽ちて空洞になるため、内部から『不定根』とよばれる根を発生・成長させ、自ら世代交代を行います。
しかし久保桜は昔、火が付き内部が焼けてしまっているため不定根が発生せず、樹にも勢いが見られないため、平成18年からこの作業を続けています。
この樹勢回復作業は、樹木医の先生たちの他、伊佐沢桜会の皆さん、伊佐沢小学校児童の方、伊佐沢地区公民館長や伊佐沢地区の方、市職員などが協力して行いました!
6月10日には、樹木医と伊佐沢桜会、造園業者の方による久保桜を支えている支柱の移設と、
枝に入り込むコスカシバ対策として枝にスカシバコンを巻きつける作業、
根の育成業況調査等を行いました(^^)
そして6月11日には、伊佐沢小学校の3~6年生の児童38名が参加し、土壌改良作業を行いました(^^)/
この日行ったのは、「縦穴式施肥」という作業。
樹木周辺に直径30㎝、深さ1mの縦穴を20箇所設置し、縦割りした真竹を差し込み、
腐葉土・粒灰を5:1の割合で詰め、
液肥を流し込みます。
みんな真剣な表情で作業をしてます(@o@)
こんな風に流し込む作業が完了したら…
落ち葉を根域に敷き詰め、
米ぬかを散布し、マルチングをします!!これでこの作業は完了です(^^)/
そして、根の根元を掘ってみたところ、なんと細根が発見されたそうです!!
これは不定根誘導によるものが地上に達したものと考えられます…!
つまり、今までの樹勢回復の成果が出ているということだそうです(*^_^*)
約1,200年も生きてきた久保桜。
これからも元気に長生きして、観る人を楽しませてほしいですね(*^_^*)