お久しぶりの花情報となります!
もうまもなく開園となる「長井あやめ公園」から、「あやめ」の様子をお届けします!
本日の長井市は分厚い雲に覆われ、時折ポツポツと小雨の降るお天気となりました。
現在のあやめ公園は「つぼみ」となっております!
▲現在の園内はまだまだこんな感じ。極早生(ごくわせ)と呼ばれる品種がチラホラ咲いています。
▲極早生の「沿海州(えんかいしゅう)」と「白鷹(しらたか)」をご紹介!
コチラは毎年園内でも咲くのが早く、開園前からキレイな花を見せてくれます٩(ˊᗜˋ*)و
【沿海州】江戸系で垂れ咲きの三英花。ノハナショウブにとても近い品種。全体が紫一色。
【白鷹】肥後系垂れ咲きの三英花。白地にうっすら青色が入っているのが特徴。
▲長井古種(ながいこしゅ)と呼ばれる、園内の目玉となる品種はまだこんな具合。
あやめ公園解説
あやめ公園の歴史は、明治43年に長井市横町の金田勝見という人物が清水湧く野川の川べりに茶店を開き、そこに数十株の花菖蒲を植えたところから始まります。
明治45年には国鉄の誘引をはかり、杉林を伐採した空き地に花菖蒲を植え、現在の公園の原型が作られましたが… その後の昭和18年、第二次世界大戦時に極度の食糧難からあやめ公園は増産畑へと姿を変えることとなります。抜き取られたあやめの苗は町内へ配布され、これを惜しんだ方々があやめの苗を保存し、戦争が終わって落ち着きを取り戻したころ、「あやめ公園」の復興へとりかかり、昭和26年頃にようやく見れるまでに復活したのです。
昭和37年には日本花菖蒲協会の井上清会長、平尾秀一理事長など30余名が来園、この時後に「長井古種」と呼ばれる非常に珍しい花菖蒲が発見されました。昭和38年には明治神宮から江戸系花菖蒲20種200株を譲り受け、その協力があって見事な復興を果たし、現在では3.3ヘクタールの面積に500種100万本の花菖蒲が植栽される、日本でも有数の花菖蒲の公園となっています。
長井古種とは
昭和37年に日本花菖蒲協会の井上清会長、平尾秀一理事長など30余名が来園した際に発見された長井固有の品種。当時「江戸系」「肥後系」「伊勢系」の3つの系統に大別されていましたが、長井のあやめ公園で発見された品種はそのいずれにも属さないものでした。この時発見された30数種類にはそれぞれ名前をいただき、長井独自の花として「長井古種」が誕生することとなりました。
長井古種は江戸系の古花よりも更に原種に近いと言われ、その姿形はノハナショウブに極めて近く、大別されている3種などに比べやや小ぶりな3枚の花弁からなるものが主となります。
余談ですが、園内の花菖蒲の品種を増やそうと、全国各地から花菖蒲を取り寄せ栽培した結果、現在では「長井系」と呼ばれる、長井古種と他から入ってきた品種の交配種も誕生しています。
長井古種 「長井小紫(ながいこむらさき)」 | 長井古種 「麗人(れいじん)」 | 長井古種 「鷹の爪(たかのつめ)」 |
市指定の天然記念物となっている13種の長井古種の解説はコチラにございます。
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本年度はJR6社と地元の観光関係者や自治体が一体となって展開する
山形デスティネーションキャンペーン「山形日和」
期 間:6月14日(土)~9月13日(土) 詳しくは上のロゴから公式サイトへGO!
あやめ公園周辺MAP
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