「草岡の大明神桜」樹勢回復作業が行われました。

  • 「草岡の大明神桜」樹勢回復作業が行われました。
長井市内西根地区にある国指定天然記念物「草岡の大明神桜」の樹勢回復作業が行われましたので作業の様子を一部ご紹介します。

今回の作業は、10月15日から大明神桜を囲むように足場を組み伐採作業や支えていた支柱の一部を外したり、また根元の縦穴式土壌の改良が施されました

※縦穴式土壌改良とは・・・20箇所の縦穴(直径30㎝、深さ1m)を掘り、縦穴に竹筒を差し込み、腐葉土、粒炭を交互に入れ最後に液肥を入れること。



樹齢1200年の老木を元気にしようと、樹木医や地元住民の方々が協力して作業が行われました!!
休憩の合間に高所作業をするために組まれた足場の最上部から下を覗いてみました。

▲根元周囲の土壌改良!発根を促して栄養分を吸収しやすくする処置として、穴を数カ所に掘り、腐葉土・木炭を入れ、液体肥料を注入!大明神桜ほどの巨木になると幹から5、6m離れたところに施されます。まだまだその先まで根が張っているようです。
※右側の写真は・・・空気や水、液体肥料を土の中に浸透しやすくする役割を果たす竹!約1mの深さがあります。


      
 
▲今までは木で支えていましたが、今回足場を組み枝と枝を特殊なロープでつなぎました。枝同士支え合い枝の折れを防ぎます!ちなみに、最上部の足場はビルの3、4階に相当する高さで足元が丸見えっ!!

▲約1200年も生きていると言われている大明神桜!雨水が入り腐ってしまった幹を切り、腐らないように樹木医の先生による治療がされました。

2週間にも渡る作業!今回作業をお手伝い下さった大明神ザクラ保存会のみなさん、地元住民のみなさん、観光ボランティアガイドのみなさん、樹木医の先生、工事業者のみなさん、管理している教育委員会のみなさん、たくさんのお力添えできっときれいな桜がみれますね(*^_^*)

来年の春が楽しみですね♪