ラフテレーンクレーン(ラフタークレーン)

  • ラフテレーンクレーン(ラフタークレーン)
荒れた地形などの不整地を走行することのできるクレーンである。

1つのエンジンを駆動源として走行、旋回、吊り上げなど全ての動作を行うところはクローラークレーンと似ている。四輪駆動、四輪操舵システムを装備しているため、悪路でも走行・作業に対応できる。しかし自重だけでかなりの重さがあり、法規制で最高速度が50Km/h(カタログ公表では49km/h)までしか出せない車種が多いため、公道を走行すると、後方の車線が渋滞する原因を作ってしまう。また、大型のものは全長や全幅、重量などが制限を超えるため、公道の走行には国土交通省の発行する特殊車両通行許可証が必要となる。一部の大型車種については前後に誘導車を付けて、夜間しか走行できない車もある。しかし、通行許可の手続きは複雑であり、申請してから数週間経たなければ許可が下りないこともしばしばあり、それでは工事に間に合わないために無許可走行しているクレーン車が多いのが現状である。ほとんどのものは1人乗りであるが、運転席後部に座席を設けた2人乗りの車両もある。

参考 → フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2009.07.09:n-doboku:[キーワード]