My山形「地域の宝」発信

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 12月中に雪下ろしを余儀なくされた昨年とは打って変わって、積雪が全くない実に穏やかな本年のお正月であった。
 そんな中、4日に「タス」のコンベンションホールで長井市の「新春祝賀会」が盛大にとりおこなわれた。
 内谷新市長にとっては、政財界の方々を集っての初めての公的場であり、酒席の場であったと思われ、いささか緊張のおもむきではあったが、現状おかれている厳しい財政事情等々についての説明があり、理解と協力を求めた。反面、必要と判断したものについては、積極的に取り組んでいかなければならないとの前向きな市政運営を約束してくれた。

 ◎盛大にとり行われた「新春祝賀会」の模様
 今回の長井市長選は、過去にも例のない4人の立候補者による「熱い熱い」戦いであったが、その結果、初当選したのは、内谷重治氏(50才)である。
 内谷氏は、行財政改革の推進や、フラワー長井線の「置賜総合病院駅」の新設などを公約にし、市民各層からの幅広い支持を集めて激戦を制したのである。
 本日から、その新市長を迎えてのスタートになるが、市民の期待に応えていくには役所職員みんなの協力なしでは絶対に叶わないことでもある。
 確かに、長井市の財政はきわめて厳しい状況かもしれないが、官民が一枚岩になり、相互の理解と協力そして信頼関係が確立できれば必ず乗り越えることができると私は信じている。
 
 ◎初登庁を市民と職員に迎えられる新市長
 

 東北芸術工科大学の学生の作品については、「美術作品里親の村(伊佐沢)」の中で2度程紹介をさせていただいたが、今回(11月14日)は、芸工大に隣接する幼稚園の園児達に、虫をテーマとした汗と涙と感動のオブジェを「自然の中で触れさせる」をテーマにした野外での「子供芸術祭」の紹介である。
 ただ、この企画が実際に実現するまでは、かなりの紆余曲折があったようだ。
 金属加工を施した作品であるがゆえに、園児には危険ではないかとの意見が保護者や大学側からあり、その安全策に対して、大学サイド、幼稚園、そして園児の保護者らとの打ち合わせを重ね、ようやく実現したのだそうだ。学生個々が責任を持ち、細心の注意はらうことや、過保護的環境だけでは危険余地は養われない等を説き、根気強く理解を求めていった結果なのだそうだ。そんな学生達をみて、「今はとても頼もしく思える」と担当の安部先生が笑顔で話してくれた。
 確かに時代背景とは言え、いまや総体的な過保護時代、しかしながら私達人類には、その環境に適応していけるだけの種々の能力は備わっているはずなのだが、逆にその能力を養う上で最も大切な時期(幼少の時期)を逃してしまっているような気がしてならないのである。勿論、自分の子育てを踏まえてのことでもあるが・・・。
 今後も、この芸工大生とのコラボ「里親の村」を継続追跡していく予定である。

 ◎展示されている昆虫のオブジェを囲んで、熱心に芸工大生の話に聞き入る園
  児達
 

 この「大芋煮会」に参加することになった主旨については前段で述べさせていただいているが、まさしく山形県全体、地元長井市と地場産、そして弊社のPRなのである。本来、弊社の業種から言えば、言葉(インターネット)としては馴染み深いが、むしろ専門的要素が高く一般の方々には理解のしにくい会社なのかも知れない。
 しかし、そんな事は問題ではなく、皆さんの故郷山形の会社であり、人間であるからこそ受け入れていただいたのだ。
 そして、もっとも嬉しかったのが、「のぼり」(写真)である。勿論、こちらから何一つお願いをした訳でもなく、寒河江出身の滝田さん(有 オルディの社長)がわざわざ私達のために手配をしてくれたものである。(弊社と山形鉄道をPR)
 「故郷山形の地域興しに少しでも役に立てば」の滝田さん気持ちを考えれば、
地元山形に住んでいる我々自身が、もっと真剣にそして行動で示さなければならないと痛切に感じた。


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 10月29日(日)に(東京の新木場若洲海浜公園)山形県人東京連合会「第23回大芋煮会」が開催された。
 現在、東京には山形県出身者が約5,000人在住していると言われているが、約350名の方々が若洲公園に集った。
 山形の芋煮を是非味わってみたいという県人会以外の方も参加してのまさしく「大芋煮会」だった。
 そして、食材は現地山形からの直送という、山形県人だからこそ山形にこだわる徹底ぶりであった。
 私は、山形鉄道の専務とこの長井をPRするために、今回初めて「大芋煮会」に参加させていただいたが、改めて、県出身の方々の温かい心に触れ感激と感謝の気持ちで一杯である。
 山形の人、物、文化、情報等を県外に発信し、県人会の人達を通じさらに枝葉で広めてもらい、それが山形に戻ってくるような相互循環ができるようになれば長井のみならず、山形全体の活性化(地域おこし)につながるのではないだろうか。

 ◎写真は、賑わった「大芋煮会」の様子
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 東北芸術工科大学の学生が作った作品を、伊佐沢地区(地域興しを目的とし公民館が窓口)が里親になり、生涯親戚関係として絆を深めていくことになり、その第一回目の交流会が行われた。9月にブログで紹介をさせていただいた経緯があるが、今回は学生達がその里親一軒一軒を訪ね、初めて顔を合わせた。その後、「蔵高宿」に集合し、改めてお互いの自己紹介や作品に対する「思い」、そしてゆく末等について談笑し、多いに盛り上がった。
 学生に対しいつも優しく、そして厳しくメリハリのある指導教育をされてる安部先生は、テーマは小さなものより大きいものを、そして、期限はちょっと厳しく2.5週間という。当然余裕なんてあるはずもなく、深夜もしくは徹夜にも及ぶこともあるそうだ。金属の加工はどちらかというと男子のイメージが強いが、現在の2回生は40人中30人が女子の構成なのだそうだ。安部先生いわく、「サンディングや溶接作業で金属粉にまみれた女子学生の姿はとてもたくましいよ。」是非作業の姿を見にきて欲しいとのこと。
 尚、この企画については、YTSテレビさんにバックアップしていただき、今後も継続取材を続けてくれるそうである。

 ◎第一回目の放送は、10月25日のPM6時からの番組の中でONエアされる。
 ※写真は、学生さんとその作品の里親になった方の握手の場面(とても可愛らしい方との微笑ましいショットである)