私にとってふるさととは、母のような存在です。ひと、まち、自然全てから多くのことを学び、その偉大な包容力により、ありのままの自分、謙虚な自分でいることができます。10年後のふるさとにも、皆が安心して生活できる、あるいは帰郷できる場所であってほしいと考えます。海外や都会で暮らす兄弟や友人たちが、帰りたいと思える温かさを常に持ち続けたいものです。
ふるさとの精神伝統というと「和を貴ぶ」「勤勉実直」という言葉をすぐに思い浮かべます。祖父である創業者が提唱した「自然の恵み、木の美しさ、伝統と現代的な技」という言葉は、大自然の恵みに感謝し、木の美しさを最大限に生かした製品を、現代的要素も取り入れて作ろうという姿勢を表したもの。これらの想いを籠めたモノ作りを展開することが、私たちの使命だと考えます。私たちが作るけん玉を手にした方に、喜びや楽しみ、そしてぬくもりを感じて頂けるよう、日々真剣に仕事に打ち込んでまいります。
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