向井の”つれづれなるままに”

向井の”つれづれなるままに”
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日曜日の日経新聞に”おねだり民主主義の限界”という記事が載っていた。

菅直人副総理が、

”なぜ日本の経済成長が20年間止まり、しかも800兆円を超える赤字がたまったのか”

”全国に90いくつもの飛行場をつくった。
四国に橋を3本かけて車はほとんど通らなかった。
長期的には経済効果が薄かった”

と自民党政治の問題点をまくしたてたのに対して、
自民党の加藤紘一氏は、

”公共事業費はピークの1998年前後からすでに半分まで下がり6〜7兆円なのに、
社会保障関係費は当初の15兆円が来年度は27兆円じゃないか”

と逆につっこみました。

確かに自民党は公共事業への過度の依存をいつまでも続け赤字を増やしたが、
民主党は故人給付を重視して歳出をどんどん増加させている。

子供手当て公立高校の無償化、高速道路の無料化・・・・

目玉政策の子供手当てを「一人当たり月額2万6000円」の満額支給に切り替えると、
それだけで年間5.3兆円の財源が要る。

来年度の防衛費4.8兆円を上回り、

公共工事の5.8兆円に迫る巨大な支出項目なのです。


財源問題を直視しないまま、有権者の要望をすべて応えていく余裕は今の日本にはない。

民主党は今後の選挙をにらみ、票欲しさにまだまだばらまくようだが、
限られた財政の余力を戦略的な分野に振り向けなければ、
国力は低下するばかりだ。


「ねだって配って財政破綻」

「バラマキ予算で第二の敗戦」



という川柳を最後に紹介された記事でしたが、

ほんとそうだねというしかないというのが感想です。
2010.03.02:mukai:count(2,337):[メモ/□コンテンツ]
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