向井の”つれづれなるままに”

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今朝の新聞に”サービス価格下落鮮明”と出ていました。

最近、テレビで極端な低価格な商品やサービスを特集する番組をよく見ますが、
テレビが大げさに番組を作っているだけではなく現実のようです。

宿泊や娯楽、理美容などのサービス分野をはじめ広範囲に価格下落が起こっているみたいです。

テレビでは面白半分に番組を作っているだけですが、
現実は大変なことになりそうな状況になっています。

ただこの現象は日本だけが顕著だそうで、
欧米ではそんなにでもないようです。

欧米のサービス価格が下がりにくいのは、
「従業員の雇用を調整してコストを下げて、価格を維持する」という考えで、
価格の維持を優先させているからだそうです。

一方、日本企業では雇用を維持しながら、賃金を下げるというケースが多い。
コストの多くは人件費ですから人件費を削るのに欧米は雇用を減らすことで対応してるが、
日本ではいったん採用すると簡単には解雇できないようになっているから、
どうしても賃下げという手段しか対応出来ないのです。

だから日本経済は35兆円規模の供給過剰に陥っており、
価格をどんどん下げてでも自分のところの売上だけでも確保しようと、
価格下落に拍車がかかるというデフレ状況が一段と深刻になっています。

物価が下がれば企業の収益が減るわけです。
企業そのものが存続してはじめて雇用も維持されるわけですから、
今後の日本経済には暗雲がたれこめているような予感がしてきます。


で、民主党はこれにどんな経済対策を採るのかといわれると、
子供手当ての支給などで教育サービスなどの内需を刺激するそうですが、
どうもそれだけでは弱いのではないでしょうか。

サービス分野は国内消費の6割を占めるそうですから、
心理的にも効果のあるようなことを考えないと。

例えば消費税を目標の税率に毎年1%づつ上げるというようなことをやれば、
景気の落ち込みで金を使うことに消極的な心理を変えることになるのではないでしょうか。

せっかくだから消費税が上がる前にというのは以前にもありましたから、
確実に消費は増えることが間違いないのです。


とにかく無策でぼけっとしてるとデフレの進行で国内の経済がガタガタになってしまうのではと心配するのですが・・・

まぁ私が心配したところで・・・なんともならんのでしょうけどねぇ(^_^;)

2009.12.06:mukai:count(2,257):[メモ/□コンテンツ]
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