2004年の新潟県中越地震、2007年の能登半島地震、2011年東日本大震災において、発生直後に調査チームが被災地入り。綿密な現地調査を行った結果、「新世代ハウス」は損傷もなく、全半壊ゼロを確認(津波被害を除く)。
過去最大級の地震波を連続3回再現。震度7クラスの激震を連続で受けたにもかかわらず、接合部の歪み、金属の変形、木材の破損など構造体の損傷もなく、一部のクロスを貼替えるだけで再び住むことが可能となるなど、極めて高い耐震性能が実証されました。
建物全体の重量を支え、地震などの外力を地盤に分散させる基礎。強度と耐久性にすぐれた鉄筋コンクリート造の布基礎を採用。T字型のフーチングが地盤をしっかりとらえ、建物の荷重をバランスよく支えます。※建物の構造・地盤の強度によって基礎の形状は異なります。
床は、梁の上に構造用合板を直接留めつけた剛床構造。地震などの横からの揺れを点ではなく面で受止め、水平加重を分散させる強固な構造。一般の在来工法に比べ3倍の強度があります。
木造住宅で強度上重要なのが木と木の接合部です。要所要所を接合箇所に適した接合金物で連結し、高い耐震性を確保しています。
建物は、全体のバランスが悪いと、地震等の衝撃にもろい構造となる危険性があります。このバランスを示すのが偏心率で、数値が小さいほどバランスのよい建物といえます。自由設計プランごとに一棟一棟コンピューターで綿密に計算し、偏心率が小さくなるよう、耐力壁を適切な場所にバランスよく配置しています。
上から重量を支える柱や梁。特に構造を強化する上で重要な隅柱と通し柱は4寸(120mm)角とひとまわり太く、一般住宅に比べ断面積は1.3倍。さらに、筋交いは柱や梁と構造金物で緊結することで、地震や台風などによる建物の変形を防ぎます。柱には、そりや歪みの少ない集成材を使用しているので、いつまでも強さとつくりのよさが長持ちします。また、含水率が低いため腐朽菌やシロアリにも強く、耐久性をさらに高めています。集成材はコンピューター制御によるプレカット加工をしているので、品質の安定した高精度な施工を可能にしています。
一般的に木は火に弱い素材と考えられていますが、加熱実験では、木は鉄やアルミよりも強度低下が遅いという結果がでています。木はある程度以上の厚みがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成し、内部まで火が進行せず、万一火災が発生しても燃え進むには時間がかかり、結果的に構造体も残りやすくなります。一方、鉄は火災時レベルの熱を受けると急激に強度が低下、変形してしまいます。※鉄は5分ほどでほとんど強度がなくなりますが、木材は15分経過しても60%の強度を保っていることがわかります。天井や壁に使用している不燃性の石膏ボードは、耐火性と同時に、火災時の延焼防止効果を高めています。また、外壁・屋根は標準仕様として火に強い不燃材料に認定されたものを採用しています。
湿気対策の中とくに重要なのが、壁体内結露の防止です。壁体内結露とは、室内外の温度差によって生じる湿気で、木造住宅を劣化させる大きな原因のひとつです。そこで、外壁内側に高性能な透湿防水シートを張り、さらにその外側に通気層を設ける通気工法を採用。壁体内を風通しのよい状態に保ち、軒天部からつねに湿気を放出することで結露の発生を防いでいます。 湿気がこもりやすい床下への対策として、通常の床下換気口の1.5倍〜2倍の換気能力をもつ基礎全周換気工法により、高い通気性を確保しています。また、基礎パッキンを取り付けることで、床下の乾燥状態を維持し、腐朽菌の発生を未然に防止。断熱材の中の湿気も排出し、断熱材の働きを助けるとともに、基礎の耐力も向上します。
夏の熱気、冬の冷気を遮断するために、外壁、天井、床下などを高密度断熱材で包み込み、すぐれた断熱性を確保しています。暑さ寒さを寄せつけず、冷暖房効率も向上。部屋ごとの温度の偏りも少なく、急激な温度変化を防ぎます。さらに、一般的な木造住宅において、熱ロスの約35%を占めるといわれる窓にはペアガラスサッシを採用。2枚のガラスとガラスの間の空気層で熱を遮断し、断熱性はもちろん防露、防音にも効果を発揮します。
住宅建材に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質(XOC=揮発性有機化合物)が原因といわれるシックハウス症候群。ミズセイホームは、VOCの放出量がゼロもしくは極めて少ないとされる、日本工業規格(JIS)、日本農林規格(JAS)で最高水準のF☆☆☆☆(エフ・フォースターズ)建材を標準仕様としています。また、壁紙の接着にはゼロホルマリン接着剤を、壁紙も安全性の高いSV規格を採用。住宅品質確保促進法に基づく住宅性能表示制度において、ホルムアルデヒド対策の最高等級となっています。