みそプロジェクト

メモ
山形市の黒沼さまのみそひともじです。


  蛍舞う刻(とき)を待ちつつ舌鳴らす ご飯みそ汁 小野川の酒


  十五にて逝きし娘の魂か 蛍火ひとつ われにまつわる


  この川に小町が病める面映し悲しみたりと湯浴みつつ聞く







庄内町の佐藤守さまのみそひともじです。

  蛍火と わかる暗さの 散策は
    小野川辺りと 歩みすすめる


南陽市の伊藤俊一さまのみそひともじです。

  初夏の夜に 蛍の乱舞
    小野川の川面に写る ヘイケとゲンジ


千葉県の山田嘉實様のみそひともじです。


  雪囲い 障子貼り終え 我が手みる 思案の先は 小野川のお湯


  どか雪も地熱に溶ける小野川の夢めぐり下駄は足湯三昧


  板屋越え喘ぎて登る汽車無くも当時を偲ぶ 今も小野川


  川藻病み 因を深りて人の和気 小野川橋に蛍火飛び交い


  掛け流し 湯の香を通し 心解け 小町話に目元綻び


  寝静まる小野川歩む山の神 湯の華すくい天で安堵し


  板屋越え スイッチバック去りて尚 昭和が今も小野川の里


米沢の佐々木清子様のみそひともじです。


  宿の下駄 からころ鳴らし 蛍の夜 手作りの祭り 今宵賑ふ


  その昔 小町の美人 夢あれど 自慢は温泉 体に優し


  ほたる舞ふ 小町ゆかりの奥座敷 郷土料理と米沢牛


  一椀の味噌汁 美味し吾妻竹 飯は黒米 気配り嬉し


米沢市の青木白龍様のみそひともじです。

  鷹山の味噌の臭いが懐かしい 小野川温泉 永久に栄えよ


  鷹山の味噌臭いが懐かしい 小野川温泉 おふくろの味


  小野川の小野小町の出湯かな  夏の黄昏 浴衣姿に


  小野川は小野小町が見つけたり 五月新緑 藤栄りなり