みそプロジェクト

メモ
米沢市の玄番二男様のみそひともじです。


 黄若葉 鬼面の流れ 湯煙りに足を温めて人をぞ想う


 豆もやし ラジウム卵 浅葱を酢味噌で食べる湯の里の味


 水清き大樽川の蛍火に湯煙立ちて小野川の里


 ほのぼのと満ちて流るる塩の基(もと)手をもて こねて味噌となるなり

米沢市のあられ様のみそひともじです。

   味噌作り 小町の心を 偲びつつ
   皆でもてなす 小野川の味


米沢市の清野知義様のみそひともじです。

  熱さ耐えかね湯に浸り懲りもせずまた入る湯の楽しさ


熊谷市の宮内志乃様のみそひともじです。

湯めぐりの下駄からからと涼しげに浴衣とりどり乙女等の行く


四肢ゆだねまなこ閉ずれば母の掌に抱かるるごとき小野川の湯よ


   その昔母に連れられ来た出湯に孫の手を引きほうたるを呼ぶ


   湯煙のほかなにもかも一枚の雪に包まれ小野川の里


小野川町の独楽屋の小間使い様のみそひともじです。

   訪ね入り 片葉の葦に 導かれ
   掘り当てし湯が 小野川いで湯


江戸川区の大塚様のみそひともじです。


   深雪晴足湯に揺らす両足に母の痛みし膝を思えり