みそプロジェクト

メモ
短歌は5・7・5・7・7で作られる点は以前も述べました。
実は、それぞれの区切りに名前がついています。

大きく前半の5・7・5と後半の7・7に分けて、前半を「上の句」後半を「下の句」といいます。

5・7・5・7・7は、それぞれ「初句・二句・三句・四句・五句(結句)」といいます。
短歌とはそんな作りになっています。

より身近に短歌を感じる一冊です。
ドラえもんを知っている人なら肩の力を抜いて短歌鑑賞ができます。お子様の入門書としてもいいかもしれませんね。


インフォメーションセンター『片葉の葦』に小野小町が詠んだと伝わる短歌を掲示しました。達筆な筆文字は地元の有志の方々。小野川温泉の開湯伝説にもつながる和歌です。ぜひご鑑賞ください。

短歌と聞くと昔の文化と感じてしまいがちですが、わたしたちの周りにけっこう浸透しています。その代表格が国歌「君が代」です。

 君が代は 千代に八千代に 細石(さざれいし)の 巌となりて 苔の生(む)すまで

君が代も短歌なのですね。
ちなみに意味ですが・・・、「君が代は、千年も八千年も、細石が大きな岩になってそれにさらに苔が生えるほどまで、長く長くずっと続きますように」となります。



初心者のための「かんたん和歌講座」です。
作品を作ってみたいけど、ルールとかあるの?と不安なあなたはぜひ軽く読んでみてくださいね。

Q.「和歌」って、なに?

A.辞書の答えはこんな感じです。

・・・漢詩に対し日本固有の詩歌。五音と七音を基調とする長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)・片歌(かたうた)などの総称。平安時代以降は主に短歌をさすようになった。

この講座は初心者向けの「かんたん」な講座なので「和歌=短歌」ととらえて問題はなさそうです。
すると自然とわきあがる疑問が・・・。


Q.「短歌」って、なに?

A.五・七・五・七・七の五句三十一音からなる歌。

字足らずや字あまりがあることを考えると約31文字の歌が短歌といえます。
この講座は初心者向けの「かんたん」な講座なので5・7・5・7・7の歌としておきましょう。日本人は昔から5と7というリズムを大事にしていたようですしね。

ちなみに短歌を「みそひともじ」ともいいますが、それは5+7+5+7+7=31になることから三十一文字と呼ぶわけです。



米沢市の伊藤ふよ様のみそひともじです。


 人情のあつき味噌煮やおかみの心 香にさそわれて ひと夜の宿を


 雪の中 けむりゆらめく小野川のひと夜の宿へ妻子つれ来し