菓樹mamaノート

入退院をくり返していた夫の母が１月２８日息を引き取りました。

医師から余命を聞いていて覚悟はしていたものの、
冷たくなってしまった夫の母の顔をみるのがつらい。

癌の痛みや 苦しみから解放されていればいいと思う。


なくなる３週間前、入院しているおかあさんと会ったとき
｢愛子さん、仕事しながら忙しい中 孫たちを育ててくれてありがとう。おかげでこんなにかわいい孫に育った、よく頑張ってくれたね。｣って。

なくなる２週間前には
｢帰らないで、まだまだ一緒にいて｣と握った手をずっとすっと離さなかった。

なくなる一週間前には意識がないはずなのに
夫と私の呼びかけに目を開けてくれた。そして口を一生懸命動かそうとしてくれた。　

結婚当初から
｢うちの息子はしつけも何もなってなくて、愛子さんには申し訳ないけどよろしく頼みます。｣と何度も言っていた。
本当に謙虚な方でした。
夫のグチを普通はそのおかあさんに言うなんてあまりないと思うけど、
こんなことがあった、あんなことがあったと私が言っても
｢まったくバカ息子だね、愛子さんゴメンね｣なんて。
今になって思えば、私が子どもでバカだったんだけど、おかあさんは広い心で全部受け止めてくれた。
夫の母はとても尊敬できる人でした。

おかあさん、本当にありがとうございました。

明日は葬儀です。
ウチの長女が孫代表で弔辞をよむことになりました。
あがり症で人前が苦手な娘。
頼まれたときに無理と断るのかと思ったら、｢やります｣との言葉。
ばあちゃんのことが大好きだったから、頑張ろうと思ったのかな。